UNICOM UX-502 | Ham Radio 修理日記

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ユニコム UX-502 29MHz FM 2SC1307(10W) \48,500 1978年
頂き物です、
チャンネル表示は、1から40で7セグLEDです、01が29.01MHz…30が29.30MHz40が29.40MHz
ChBボタンを押すと、40を足した数、01表示で29.41MHz 40で29.80MHzになります。
DEV.I (デビエーション インジケータの訳?)変調と共に光ります。
 
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故障しているとの事でしたので、まずは電源を入れてみました。
メータランプは点灯し、CH表示も出来ますが、
PTTはリレー音のみで送信しません、受信も全く駄目、音も出ません。
 
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まずはAF ICの電源をチェックしてみると、半田が外れています、
再半田しましたが相変わらずノイズも出ません、AFの入力を触るとハム音が出るので
オーディオは生き返った様です。
 
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電源周りを調べると、9V系が全く出ていません、
追いかけるとトランジスターとツェナーダイオードがオープンでした。
回路図も無くダイオードの規格も分からない為、
とりあえず、8Vの3端子レギュレターを新たに組み込んで9V系の電源としました、
 
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送信パワーも調整すると出てきましたが、7W位でいまいちです、
3端子レギュレターのGNDに2本ダイオードを追加し、出力電圧を9.4Vにした所、
14W出るようになりました。
その他細部を調整し蘇りました、
 
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マイクをCARMENにした為でしょうか、変調は少し硬めですが、
受信感度は意外(失礼)にも良いんでびっくり、しばらく使ってみます。