先日は、鈴木さんのワインつきお料理会に。
私の渡航前の大イベントです。
センスの良いBGMに、素敵な人たちとの出会い、もちろんお食事にワインにと。
この空間がまるっとすべて素晴らしくて、すべての要素が支えあってこの空間が出来上がっている。
とっても幸せな時間です^^
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【突き出し】ガスパチョ
エスプレッソカップで振る舞われます。
うーむなんでこんなにまろやかさとまとまりがあるのだろう。
びっくりするほどクリーミーで、均一で、
たらこの臭みは避けられないものと思っていましたが、
仕上げる腕とお料理の捉え方次第では、
こんなに上品な空気感を漂わせてくれるお料理に。
素晴らしき体験でした。
【前菜】鮮魚のカルパッチョ
いさきとアジです。
サラダのドレッシングがまたフルーティーでじゅんわり、ワインが進みます。
ワインのセレクトがまたバラエティーに富み素晴らしいから。
こちらも丁寧に、丁寧に、食べ進めつつ、
だけどあぁ止まらないというモードです。
【パスタ】カラスミとイカのスパゲティ
インゲンのサイズ、食感、インゲンの風味のちょうどよさ、イカの柔らかさ、えぐみの感じられないこと。
そしてすべての要素が継ぎ目なく、一体感をもって、口の中、鼻にかけて広がります。
私がパスタに求めることがこの一体感と呼ぶものなので、至福です。
実はね、とインゲンを縦に切っていることのこだわりも教えて下さりました。
鈴木さんのこうしたひとつひとつには、
真心と誠実さみたいなものを感じます。
【主菜】子羊のロティ
丁寧に油をすくってはお肉かける…という手間のかかる作業(アロゼというらしい)を横目に、
徐々な香りの移ろいまで味わえるのは贅沢です。
あれ、でもラムってこんなに時間かかるもの?と意外に思っていたら、やはりお店などより遥かにじっくり時間をかけているそうです。
子羊の持ち味がぐっと引き出され、臭みなどのストレス要素だけがうまく処理されていて、不思議です。
こんな美味しい子羊食べたことありません!
ソースがまた絶妙!
子羊といえば、バルサミコソース(もしくは、赤色味の強めのソース全般)がイメージですが、今回頂いたのはフォンとバターが主体。本当に美味しい・・!
そしていつも感動させられるのが付け合わせの秀逸さです。ズッキーニにきのこを、ソテーしたもの。
【チーズ】
→白カビ:ブリー・ド・モー、青かび:フルムダンベール、ハード系:ベームスター、グリュイエール
ブリドモーもフルムダンベールも大好きなチーズです。
ハードのオレンジのは、たまりのような煮詰まったような風味を持っていて不思議だったなぁ。美味しかった。
【デザート&お茶】
ダージリン・セコンドフラッシュ マガレットホープ茶園
パウンドケーキまで自家製!
前回のマドレーヌでも感じましたが、この正統派な味わいの焼き物がたまらないです。
そしてお茶も。
お茶ってたまに香り優勢になりがちな向きがあるけれど、味わいも素晴らしく。
余韻みたいなふわふわとした時間の中で
徐々に落ち着いた気持ちになります。
↑素晴らしいコースの後にだけ訪れるこの時間が大好きです。
・ローラン・シュミットのシルヴァネール
・ドメーヌ・プティジャンのACブルゴーニュ
・テッレ ネーレのエトナ ロッソ 2017
またもや知らない世界を垣間見ることができました。
値段を言って下さるのだけど、え!本当にその値段!?というものばかり。
これは値段と天秤にかけていいと言っているわけではありません。
「お食事とワインを合わせるってこういうことなんだなぁ」
と思い知る経験が人生に2度ありましたが、その内のひとつは鈴木さんのお食事会。
はぁ。。また新しい扉を開いてしまいそうです・・!
そして、なぜかスピリチュアル話というか都市伝説というかそんな話に花が咲き、楽しいお話が聞けました( ^∀^)
これもまた人の引き合わせ・宇宙の采配というようなことと信じている!