先日は大好きな銀座のティエリーマルクスTHIERRY MARXにてランチをもぐもぐ



ティエリーマルクスはフランスが本店のフレンチレストランです。
ティエリーマルクス氏は手掛けた4店舗すべてで星を獲得。
フレンチでは地位の高いお方です。


銀座には2016年9月にオープン、割と新しいのだ♪



GINZA PLACE7階のこちらは、
銀座といえばの和光の時計塔が目線の先に。
見下ろせば銀座4丁目の交差点が。

(この日は曇りで残念ショボーン)

見晴らしは、昼も夜もそれぞれに素敵で甲乙つけがたいので、ぜひどちらも訪れてほしい!

夜は時計塔がライトアップされ、デートにも良きよ。


私はここのランチを女子との会食にめちゃくちゃ重宝しています。


店内のすっきりとスタイリッシュな空間が心地よく、ティエリーマルクスの世界観と哲学をそのまま物語っておる。

ごてごてしてなくて良い。



ちなみに
●THIERRY MARX / salon
●THIERRY MARX / dining
とがテラスを挟み、隣り合っている設計です。


地続きなので別店とは気づきにくいですが、一応メニューやコンセプトが違います
価格設定も違うので予約時はご注意ヽ(●´ε`●)ノ

今回行ったのはこちら、THIERRY MARX / salon
 

こちらのが価格設定がやや高め。
とは言えランチは¥5,300~いただけます。
(今回頂いたのもこの↑コース)


プライベート感や会食感があります。

コースの品はすべてお任せとなります。


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<Lunch>
Exective Lunch エグゼクティブ ランチ / 5,300円(税・サ別)

Menu Prologue ムニュ・プロローグ / 8,800円(税・サ別)
※2皿加わります。

Lunch Dégustation ランチ・デギュスタシオン / 12,500円(税・サ別)
※ディナーのスペシャリテ【貝・キャビア】を含む。

<diner>

Menu MARX ムニュ・マルクス / 12,500円(税・サ別)

Dinner Dégustationディナー・デギュスタシオン /18,000円(税・サ別)

【貝・キャビア】を含む豪華コース。
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一方、こちらがTHIERRY MARX/dining


開放感ありますよね~。
こちらのがカジュアルでランチは¥3,800~!
ワインリストも少し価格がカジュアルめだったような。


ブリオッシュが素晴らしいので迷わずブリオッシュを。

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<Lunch>

四季を感じさせる繊細なお料理の数々。

とっても創造的でありながらも、食材に大して真摯で調和がある。


もちろん独創的なアレコレはあるけれど、
テクニックよりも気づかいややさしさがじんわりと伝わってくるから好き。


(↑わかりやすく比較で言うと、
創造的であっても好きになれないパターンは、
食材や表現方法に関して、
・虫眼鏡的
・要素分解的
・温度や生命感がなくなること
つまりこねくりまわしていると心をつかまれません。だめなプログレみたいな笑。)


この日は¥5,300~(Executive Lunch)のコースを頂きました。


パリ2つ星の味がこの価格で体験できるなんてないよ!


総料理長の小泉敦子さんもとても注目されている方です。なんせ、マルクスさんの愛弟子。パリのマンダリンにあるシュールムジュールパールティエリーマルクスではスーシェフを務めたそうです。


ちなみに女子はお昼ならこのエグゼクティブランチで十分です。

この上のコースだともちろん内容は豪華ですが、品数も多いので、食後の銀ブラを諦めなくてはなりませんw



この日のエグゼクティブランチのお品書きです。

・始まりのひとさら
・もやしのリゾット/黒トリュフ
・アイスランド産 仔羊
・本日のデザート
・小菓子



ではひとつずつ振り返りを。



こちらはメニューにない・指でつまんで一口ぱくりのアミューズ。

これをやってくれるお店大好き!!ウェルカム感あるよね。


一口サイズのもなかに、マッシュルームのグレープフルーツマリネとマスタードのクリームがのっています。
クリームのもってりとマッシュルームの食感が面白いね。






そして前菜はこちら。
【鮎】


季節柄、先日のお食事仲間とも【鮎×きゅうり】の話が挙がり、渇望してました。
すぐにこちらで出会えるとは運命的(*´ω`*)


ちょこんとした佇まいですが、
頭・わた・骨はきちんとおソースに、 
皮目もしっかり生かされ、
鮎の全てが詰まっておる。


フィレにきゅうりのおソースが挟んであります。
横に添えられたびわのムースがより爽やかかつ愛らしさをプラス。きゅん。


この日はちょっと天気がぐずついていて、梅雨の煩わしさの中、涼やかな気分になれましたお願い


特筆すべきは皮目の生かし方で、
「皮目が美味しいね!」という意見で一致。




お次は【もやしのリゾット    黒トリュフ】

こちらはティエリーマルクスのシグネチャー。


トリュフは今が旬のオーストラリアからやって来てくれました♥️ようこそわが胃袋へ!


もやしを米粒大に刻み、お米に見立てています。
粒が感じられるほどのパルミジャーノとトリュフの濃さがマッチ。

クリーミーなあわあわソースに黒トリュフが浮いてます。きんとーんや!

スプーンに少しだけのったトリュフオイルは少しずつ崩しまぜていただきます。


もやしは好きなお野菜だし、ティエリーマルクスは絶対に感動させてくれるってわかっているけど、
「もやし・・・」と一瞬だけ思ってしまうのが性。

しかしこんなにチャレンジングなお料理があるでしょうか。


多くの人の人生において、
もやしってその味だけで
"庶民的・家庭的・町の中華屋的"
を瞬速で想起させるほど
感覚レベルでの固定概念は手強い。(と思う。)

それは差し引いても、もやしの歯触りと風味はなかなか個性強いと思うから。


クリーミーなお味にして
さらっとしたテクスチャー。
トリュフやチーズの濃厚さに
もやしのしゃきしゃきとした食感。


対比がすごい。
五感研ぎ澄ましてお出かけしてねって感じ。


感想はもちろん「期待の上をいくだろう」という期待よりも上をいき、

目の前の女子はクリームを口にふくみ、思わずにんまり、マリーアントワネットの笑みでありました♪(/ω\*)
これだから贅沢って最高なのだ。

ぜひ食べてみて欲しいです。





そしてメインは【アイスランド産仔羊】

柔らかめに火入れ仕上げられています。
目の前でソースをかけて下さります。

サーブされる瞬間の密度ある香り。

皮と身の対比・脂の感じ・子羊独特の香り…どこにも過不足がなくなんと丁寧なのでしょう!

塩のタイミングがジャストという感じ。
具体的にどこがどうというのはわからないけど笑、普段の塩の使い方を反省したいと思った。



"かたな"という名前の特別なナイフで頂きます。


これがすごく良くて、その名の通り、スパっと切れて、身に負担をかけることなく、美味しさを余すとこなく享受できた。



付け合わせも素晴らしく、ジェノベーゼソースを茄子で巻いてソテーしたもの。
バジルや松の実が散らしてあります。





デザートも素晴らしく。
チェリーのコンポートが絶妙だったなぁ。ジャムになる寸前で食感や形を楽しめます。
チェリーの茎を模しているのはチョコレートでした。






デザートのあとの小菓子は雨が止んだテラスにて。


時間もったいない症候群の私も、ここにいると、気づいたらぽけーっとしていたのでびっくりしました。
なんて良い時間なんだろう。こういう時間をなるべくいっぱい持てるようにね。


気に入らない景色を目の中に許している場合ではないのだ。




ちなみにワインの話が出ませんでしたが、この日はあまり飲まなかったのです。


毎日飲んでもいられないからね。健康的な生活が何よりの基盤であります。



シャンパーニュ1杯で通しました^^ 
ポメリ。
辛口シャンパーニュの走り(昔はシャンパーニュは甘口が主だった)だけあって、辛口です。キレがいい・アタックも強めだけど、なんというか面の広い感じなので変な刺激はない。滑らかなテクスチャーと質量感。



一緒に行った子は、So Jennieというラグジュアリーなノンアルコールスパークリングロゼ。

So Jennieを置いているとは、さすがティエリーマルクスさま!!


So Jennieはイスラム圏などお酒のNGな国で国際的で格式高い晩餐会や、ファーストクラスでも振る舞われるガメイ主体のノルアルスパークリングロゼ。


お値段もお高めですが、味わいも香りもラグジュアリー。


お酒を飲まなくても、やはり素晴らしいフレンチにはドリンクも華やかでないとね。

良き美食タイムでした(о´∀`о)

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THIERRY MARX/salon   THIERRY MARX/dining
東京都中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE 7階 
TEL 03-6264-5045
11:30~15:00(L.O14:00)
18:00~22:00
※日曜日はランチのみ
※お電話でのご予約はオープン前と営業時間を避けた15~16時ほどが望ましいでしょう。