メリットありゃあデメリットもある。 | 行政書士おさくの部屋

行政書士おさくの部屋

東京品川の行政書士。自動車、会社設立・起業と事業運営支援、遺言相続専門。これまでクルマ畑一筋で会社もやってます。

OSSを使いこなしてから、なるべく遠方には自走しないように心掛けています。

 

なるべく、なるべく。ね。

 

これまで千葉とか熊谷くらいなら当たり前のように走っていたんだけど、はやる気持ちを押さえてOSSで戦う。

 

何て言うのかな、そこには自己満足的な部分があったわけです。

 

「おれ、こんなに働いてるよ。すごいでしょ」

 

的な。

 

でも体力や様々なリスクを勘案すると、割に合わないことが薄々分かってくる。

 

もちろん、お客様にとっては1日2日早く納品される利益はありますがね。

 

割に合わないと感じるようになると、価格を上げたくなる。

 

でも、そこにはある程度の相場ってのがあるし、比較対象もある。

 

価格を上げると選んでもらえなくなるのは当然のこと。

 

そんな時にOSSは最適な武器となるわけです。

 

 

いくら電子申請っても現物がある以上は現地の同業の助けが必要となりますので基本、申請地への「外注」となります。

 

そこへの郵送で1日。

 

んで陸事へ受付の書類提出をしてもらい、車庫手数料を振り込んでスタート。陸事そばの同業なら即日提出してくれるし。

 

ここからです。

 

関東圏を中心に全国バラバラとやってきましたが、車庫の交付までの期間が「紙申請の期間がMAX、OSSは1~2日早く処理してもらえる」ところが多い。

 

んですわ。

 

極端な例だと、警視庁管轄の一部の警察はヒマ加減によっては即日処理してくれる「こともある」。

 

2100円振り込んで、30分くらいで「500円振り込め」通知がww

 

ただ問題は、それが規定じゃないのでスケジュールを組めないとこ。お客様には紙申請と同じように「中2日、場合によっては中3日」と案内せざるを得ないわけです。

 

東京、神奈川、埼玉は「翌日~中1日」で処理してくれる警察が多いです。でも必ずではありません。これが警察署ごとで決まっているわけでもなく、ほんと「ヒマ具合」で変わります。

 

まあ警察側の善意や都合なのでここを詰める訳にもいかないですが。

 

 

急いでいる案件は最悪、受付の書類提出だけ現地の同業にやってもらい、交付受領を自分で走って即日納品すりゃあいい。

 

ということでこれまでは交付受領を結局自分で走っていたんですがね。

 

今は全部外注することが多くなりました。だって、車庫が早く上がれば余裕ができますから。お客様にも結構浸透してきているし。

 

 

あとOSSのやっぱり大きな問題は、「最初に全部の情報が必要。追加できない」こと。

 

一番の悩みは希望ナンバーね。

 

きっととりあえず一連番号で送信しておいて、印紙代振り込む前に陸事に頼んで補正指示をかけてもらって、という方法でやってるとこもあると思いますが、ワタシはまだ怖くてできない。他にも方法はあるのかな?やっぱ怖いなぁ。

 

これまで補正で痛い目にあって来たのでね。補正の通知を出す側の操作ミスで半日潰れたこともあったし。

 

そのためか、一度登録官にどうにかする方法を聞いたことあるけど、みんな回答が恐々で不安w

 

結論としては「送信前に確定番号取っておいてください」ばかりで。

 

抽選番号ったらもうアウトねw

 

次はやっぱり「車庫登録、全書類完備でスタート」。車庫先行の業界の慣習がなかなか。

 

これ、語弊ありますね。前のアップデートから車庫と分離は可能となりました。

 

でもね、紙車庫を取っておいた状態からOSSとなると時間的にはあまりメリットがないんですわね。

 

いちいち陸事で通知を待って振り込んで、となると紙登録で一発でやっちまった方が早い。

 

なので使ってません。

 

 

まあOSSに甘えられるようになりましたね。すっかりナマクラです。

 

「なんだよ、そんなにOSSが楽なら料金下げろよ」

 

なんて言われるかもしれませんが違います。楽になったのは移動の部分だけ。

 

電子申請は意外と面倒くさいです。

 

車庫の所在図配置図も作り直し。書式の左右分けのは使えません。

 

手書きも可ですが、警察側で見る画質の関係でボールペンだとカスレて見えなくて補正がかかります。

 

大きく、太字ではっきりと。

 

ワタシはエクセルの描画で作ってます。最初JWCADでやろうとしたけど、そこまでいらないし。

 

税申告の課税標準額や課税区分もちょっと違うだけで補正がかかってストップします。だから事前に確認せにゃならん。

 

税申告窓口でその場で聞いて書いて、は通用しません。

 

振込ってもペイジー。東京神奈川はワタシのネットバンクでできますが、管轄地域によってはメガバンクの支店のATMに走らなければなりません。そこらに単独で設置しているATMじゃNG。硬貨が使える「支店のATM」だけ。郵便局なら全国OKなのかと思ったらこれも遠方はできなかったww

 

自治体の指定出納金融機関かどうか、ってやつですね。ATMで「その収納機関番号はお取り扱いできません」が表示されたときの絶望感www

 

ま、MUFGあたりのネットバンクを入れればいいんですがね。

 

ワタシの場合一案件で、業務システムへの入力から受付審査の紙書類作成、OSS送信完了までおおむね40分くらい。登録や車庫の内容によりますが。

 

持ち家、所有権なし、住所変更ならこれが20分くらいでできますが、ほとんどが移転で留保あり環境割あり、んでマンションとかww

 

紙申請の場合はシステムにチャチャッと入力してプリントして書いて20~かかっても30分くらい。

 

面倒なのはOSSの方なんですわ。

 

でもやっぱ移動を省けるのがデカいのと、これからも着々と便利になっていくであろうからね。

 

 

そりゃメリットもありゃデメリットもあるわ。

 

利益を最大に享受したいなら、こっち側もある程度は向こうに合わせないとな。

 

「少しでも楽をしながら利益を最大化」するために試行錯誤することこそソリューションスキルの源。

 

忙しいフリ、苦労してるフリをして自己満足てのはカッコ悪い。

 

そうそう。そうだ。

 

常々そう言っていたじゃないか、おれ。

 

危ない危ない。