アメリカでのNPOに注目しました | 幸せな起業と新規事業とビジネスと

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 生成AIをリードしている米国 OpenAIは、2015年の設立以来NPO(非営利組織)として運営しています。昨年営利企業への変更を検討したようですが、結局は子会社を営利企業にして親会社の OpenAI は非営利のまま子会社を監督、運営するカタチで事業を続けるようです。 

 

 

 日本と違ってアメリカではPO が大きな力を持っていて、社会への影響力も半端ではないです。そんな巨大NPOの一つにAARP があります。1958年設立の「米国退職者協会」という名称ですが、別に退職していなくても50歳を超えると誰でも会員になれます。 

 

 

 現在全米に3800万人の会員を抱え高齢者の利益を追求する活動をしています。元々設立の目的は連邦議会におけるロビー活動です。ただ会員の年会費は20ドル(2900円)といいますから、このNPOの建前だけではできる事は知れています。高齢者の利益といっても非営利で非政治の団体です。 

 

 

 この団体の強みはアメリカの総人口の人口の12%をにも達する会員を抱えていること。この会員向けに健康、生命、自動車など各種保険を提供しています。旅行のためのホテル、航空券、レンタカーなどの割引きもあります。生活支援や金融サービスなど情報提供も精力的に行っています。 

 

 

 議会においては労働者の定年制撤廃を勝ち取り、高齢者向け医療保険制度の創設に力を発揮しました。わが国では、個々の大企業がOB・OG向けに優れた組織を作っている例はあります。ただ一般国民を対象にした、これほど間口の広い大規模なNPO組織は存在しません。 

 

 

 AARPを調べるに従いこの組織の強さは、利益を求めないNPO組織であり、非政治団体の強さにあると思われます。政党とは接点を求めないのに高齢者の正当な権利に対して、デモや署名でしっかり法制化する行動力は見習う点がいっぱいあります。 

 

 

【ひとり言】  

 トランプ大統領の再登場によって、アメリカは大きく変わりそうです。特に外国からの製品輸入に対し、関税引き上げで企業の保護を進めようとしていますが、このような企業の保護は組織の弱体化につながります。また製造工場を増やそうとしていますが、アメリカ人で製造業に従事している人は本当に少ないです。投資には熱心なアメリカ人ですが、製造業に関心の高い人は少ないです。