投資の格言から起業を考えると | 幸せな起業と新規事業とビジネスと

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お金の計算よりも、いかにお客さんの役に立てるか、真摯に息の長い起業、新規事業を考える人向けに情報提供をしてます。本気で現代の起業、新規事業を考えましょう!!

「人の行く裏に道あり花の山」 証券業界では最も有名な投資格言の一つです。証券投資においては、多くの人が関心を持つ銘柄に投資することが鉄則です。どんなに優れた技術をもつ会社であっても、多くの投資家の関心を集めない会社はないのと同じ。 

 

 株式投資が美人コンテストと言われる所以です。見栄えがよくて多くの人に関心をもってもらうことが企業価値を上げる第一の条件です。ただ株を買って保有していても、どこかで売って換金することで投資家は利益を得るか損をだすかに分かれます。 

 

 このとき他の投資家と同じ行動をしていては大きな利益を上げることはできません。株価上昇のとき、他の人が売り抜ける前に売ることで利益を上げるか、他の人が売っているとき持ち続け次の大相場まで我慢するか。この違いが裏の道を進むことになります。 

 

 事業においても、多くの人が関心を持っている商品やサービスを商うことと同じです。小企業の場合、ターゲットとするお客さんを他の経営者とは違うところで絞ることです。大量販売よりは小口で売るとか、商品のなかの一つのジャンルに絞り込むとか。 

 

 どちらにしろ誰もが関心を向けない取引に利益の神は微笑んでくれます。この格言には続きがあって、「いずれを行くにも散らむ間に行け」と結んでいます。事業ではその他大勢の役割は他人に任せて、どんな事業においてもオンリーワンを探すことです。 

 

 今年は新NISAがスタートしたこともあって、証券投資に関心が集まっています。あらゆる投資は自分自身との闘いで、人より一足早く行動することも自棄にならずにじっと我慢することも大事です。この辺は起業とまったく同じ強い精神が求められます。 

 

【ひとり言】 

 株式投資も起業も事業に対する投資であることは同じです。違いは、他人が開業したビジネスに投資をするか、自分が立ち上げたビジネスに投資するかの違い。株式投資で最も大きな利益を上げている人は、既に死んでいる人や自分が投資をしていることを忘れている人と言われます。つまり株式投資は、長いスパーンで考える人は利益も大きいが、目先の利益を追いかける人に大きな利益は難しいです。わたしの身近にいたデートレーダーも、コロナ後今は一人もいなくなりました。