この国の二者択一判断はおかし過ぎる | 幸せな起業と新規事業とビジネスと

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 ビジネスにおける判断は、会社の存続に関わることまで影響しますから、冷静さとたいへんなエネルギーを使います。判断を誤り倒産する会社も決して珍しいことではないです。ところが国が行う判断となると、後日検証をすることもないですから酷いものです。 

 

 わたしが酷い判断の典型と思われるのは原発の扱い。東日本大震災でメルトダウンを起こした福島第一原発ですから、震災直後は全国の原発を止める空気が強かったです。その後電力各社の圧力もあったのか、自民党政権になって再稼働が主流になりました。 

 

 逆に原発反対派は全ての再稼働に反対です。ただ全ての反対か、ほとんどの稼働を許すかの ALL OR NOTHING だけが判断材料。少し賢く判断しようとするなら、地盤や地形を考え許容できる原発もあるはずです。再生可能エネルギーも効率を考えて判断するべきです。 

 

 何ごとも二者択一で判断を求める方法は、今の時代決して賢いとは思えません。世の中はもっと複雑で、生成AIなどを活用し複雑さを計算式に置き換えることで、もっと違った判断が生まれるはずです。これは決してエネルギー問題だけに限った話しではありません。 

 

 対中政策にしても、米国にあまり深入りすると中国関係が希薄になるのは当たり前のこと。対中関係が悪化したのは高々ここ3、40年のこと。それまでの1000年以上に渡り日中関係は悪くはなかったです。現在の習近平体制にしてもそんなに長くは続きません。 

 

 米国の方が対中との貿易量など少なくはないです。この先のことも考えて、ホットラインや人的交流は大切にするべきです。それを米国を取るか中国を取るかいった二者択一の論理を振りかざし、無理やり中国を敵にする方法は日本の安全を脅かすだけです。 

 

  基本的に現在の二者択一を選択したがるのは、自民党が国民の安全よりも自分の党が政権を維持することを優先していることの結果です。自分のビジネスを大切にするためにも、二者択一から脱却した考えでモノゴトを考えることが大事です。 

 

【ひとり言】 

 地球の温暖化にしてもビジネス環境にしても、世の中はどんどん複雑化しています。その中で何故か日本の政治は二者択一が大手を振るって悪と善とを分けています。どう考えても長年政治に関わっている政治家たちに、国民はいいようにあしらわれているとしか考えられません。どこの国をみても、長く政権に君臨する国の首長は国家を危うくしています。今の日本を救うのは政権交代だけです。