銭函駅と雄冬 | お酒と自転車のエッセイ

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旅の最初の目的地は銭函駅と雄冬です。
なぜここを選んだかというと、「駅 Station」という映画のロケ地なんです。ちょうど北の方に向かう途中でもありますし。

主演 高倉健、監督 降旗 康男。いいコンビだなあと思います。脚本は倉本聡です。北海道を舞台にした高倉健の映画は多いですが、この作品が一番だなあと思っています。この後増毛に寄ろうと思ったのも、この映画を見たからなんです。
すいません、映画を見ていない人にとっては、ありふれた風景に見えてしまいますよねえ。

映画の最初に出てくる銭函駅。場面は冬で、駅の近くまで建物が建っていたんですが、今は駅前広場が作られていて、面影はないです。




駅の中に入ってみると、自動改札。電車の本数は多いです。



入場券を買い、ホームの中に入って映画と同じ角度で写真を撮ろうとも思ったんですが....撮らないでしまいました。


ここからは雄冬へ。雄冬は北海道三大秘境と言われた場所だそうです。断崖絶壁が続き、道路を造ることもままならず、増毛から船で渡るしかなかった場所です。

行ってみると、トンネルの多さと長さに驚きました。確かになあ、ここに道路をつくるのは、もの凄く大変だっただろうなあ、走ってみて実感です。

これは雄冬漁港です。
あの堤防が少し曲がっている所の先なんですけれど、船に乗った健さんを母親が見送っていた場所。転落した人がいたみたいで、この先は立ち入り禁止になっていました。



厳しい冬に船に乗った健さんを見送る年老いた母親。そうなんだよねえ、母親って。
亡くなった母親を思い出しました......


こちらは雄冬神社。映画と同じ角度で撮ってみました。




今は草が伸びていますねえ。映画を見ていなければ、通り過ぎてしまう場所なんですが、寄ってよかったです!

ヨシ!