こんにちは、新3回生漕手の古賀です。年末年始は成人式や地元佐賀での社会人ボート部への練習参加があり、長く佐賀にいることができました。今日はその社会人ボート部へ参加した時のことを話したいと思います。

 まず、きっかけは国体出場に興味を持った事です。フォアで全日本に出場した時でした。その前の西日本選手権でも、よくteamSSPというクルーと当たっていました。先輩に聞いてみると、去年は佐賀県スポーツ協会という名前で全日本に出場していたようで、中央大エイトでインカレ優勝したクルーの方がいたりと、かなり強力なクルーだったみたいで、さらに来年は僕の地元で行われる佐賀国体も見据えているとか。すごい偶然ですね。地元での国体ということで、何かの縁で出場できたりしないかと思っていたところ、その中のコックスの小島さんという方のTwitterアカウントを見つけました。これはチャンスだと急いで自分のTwitterのプロフィールに佐賀県出身者で現在ボート部であるという情報を追加し小島さんさんをフォローしました。

 それからしばらくした頃、具体的にはインカレの期間中です。なんとDMが送られていました。内容は、佐賀県ボート協会の監督の方がレースが行われている戸田まで視察にいらっしゃっていて、ぜひ会って話をしたいという旨でした。実際に会って話をしたところ、国体に出場してもらうかはわからないが、佐賀に帰省した時などはぜひ一緒に練習したいということで、名刺までいただいてしまいました。

 それからまたしばらくした時です。年末年始の佐賀の帰省が決まったので、練習参加できないか実際にメールを送ってみると、1/4日に練習参加できることに決まりました。さらに、当日一緒に練習をする石塚慎之介さんのLINEをいただき、連絡を取り合うことになりました。今年の全日本のシングルで2位に入賞している方です。改めて、大学までボートという競技すら知らなかった自分が、2年目にしてボート界のトップクラスの方と関わりを持てていることに今でも感動しています。

 また少し経って、いよいよ練習参加当日です。場所は松浦川ボートハウスというところで、ただでさえあまり発展していない佐賀県の更に田舎の方です。佐賀駅から電車で一時間以上かかりました。着いてみると、ボートハウスには石塚さんと、もう1人塩田さんという方がいらっしゃいました。全日本で付きフォアに乗っていた方です。同じレースに出たので、その時の話で盛り上がることができました。

 練習内容に関しては、年始で人が集まらなかったみたいで、乗艇はできずサーキットとエルゴをすることになりましたが、まあただしんどかったという感じなので詳細は省きます。

 今回の練習参加は、国体に出場できるかできないかに関わらず、自分にとってとても刺激的で有意義なものでした。モチベーションや強度の基準など全てがハイレベルでした。そんな中、2人には自分の体力や技術について、「サーキットとかエルゴ見た感じ2000tt6:30はすぐ切れそう」と言っていただきました。もちろん嬉しかったのですが、同時に衝撃でした。自分の中では、6:30という数値に大きな壁を感じていて、大学在学中に切れたらいいな、くらいのマインドセットだったからです。でもその言葉と、2人の圧倒的なエルゴ値が今では大きなモチベーションです。部内の序列は関係なく、自分が阪大の基準を上げ続けるんだという当事者意識で頑張りたいです。


ボートハウスの最寄駅です。改札はなく、電車の中で整理券をとってついた駅の窓口でお金と一緒に駅員に渡すという料金システムでした。田舎すぎないか!?