クラス全員がライバル。まるでオリンピックの決勝戦のよう。

今回は超有名な進学校に通う男子生徒の話。1年の後半から休みが増え出し、かろうじて2年に進級したもののGW明けから不登校が本格化し、このままでは単位不足で留年になる可能性もありますと担任から言われても、本人は家に閉じこもって登校せず、そこで親御様が当センターに連絡。ZOOMで本人と二人だけで面談すると、「学校で嫌なことはないが、ただ周囲のみんなも優秀だけに勉強について行くのが大変で、勉強しても勉強しても、なかなか追い越せないし、そうすると勉強そのものに意味があるのかどうかを考えてしまう」と語る。ただ家にいても勉強はしているとのことで、すでに高認は合格しているとのこと。色々お話しすると「やはり国立のT大学かK大学へ行きたい」と話す。

 

そこで催眠を施す。そして未来の自分を映し出すと「国立大学の⚪︎学部」で勉強している自分が出てきた。そして未来の身体の中に入り、目の前にいる過去の自分に何か力になるメーセージを上げてと声がけすると・・・

彼の口から「クラスのみんな、お前と同じように苦しんでいるよ。お前だけではない。みんなが出来るだけに、へこたれそうになりながらも一生懸命がんばっているんだ。まだ間に合うから自分に負けるな。中学生のようなあまっちょろい考えは捨てろ」と言葉をもらう。

「言葉をもらってどうだった」と彼に問うと「みんなも苦しんでいるのがよくわかったので、モチベーションが出てきた」と語る。

そこで勉強のストレスと勉強の疲れを取る暗示マークと集中力を高めるマークを作り出し、かつ脳にインプットすると、彼は「すっきりした、気力も出てきた」と語り、次の日から登校した。お母様の希望もあり1週間で計2回の催眠を施療した。その後はまったく問題ないとのこと。