娘の不登校と暴言に悩まされている母親が来所

中学1年生で不登校2ヶ月という娘のお母様が来所。

不登校は今年のGW明けから始まったとのことで、それまでは全く普通の子で、小学校も元気に登校していたし、クラブと楽しいと話していた。

性格はどちらかというと、普通に明るい感じで、小学校からの友達もいて、行かなくなってからもラインなんかで話している様子。

 

ところが不登校をきっかけに、急に怒り出したり、暴言を吐いたり、物を投げつけたりと急変した娘に困っているとのこと。時には●にたいとか口走ることもあるので・・・心配のあまり、まずはお母様だけ相談で来所された。

 

今は、家からほとんど出ず、

学校でイヤなことがあったのかとか、クラブ活動で何かあったのかとか聞いても

「うるさい、あっちへ行け、ほっといて」と大声で怒鳴ったり、鉛筆や消しゴムを投げつけたりと、ちょっと大変で・・でもたまには甘えてくることもあり、そのギャップに驚いているそうだ。

 

1週間後、娘と母親が来所。

 

お母さんにはカウンセリング室から退出してもらい、A子さんと二人だけで話しする。お母様が隣にいた時は、ブスッとした表情だったのに、いなくなると普通に明るくて、笑顔もよく見せ、話もいっぱいする。

A子さんは学校は戻りたいけど、タイミングが合わなくて・・きっかけがあれば戻れると思うけど・・

初潮は中学1年になってからで、今、身長もぐんぐん伸びてる・・という話を聞き、ひょっとして不登校の原因は、初潮や成長期に伴う成長ホルモンや性ホルモンの影響によるものかと思い、彼女に思春期症候群のアンケートを取ると、やはり因果関係が伺えました。正直よくあるケースです。

そこで催眠を施し、自律神経を整え、ストレスや不安、無気力、憂鬱感を取り、かつポジティブをインプット、最後に学校に戻る勇気も付け加えました。

 

施療後、お母さんに再び入室してもらった時「えらい顔が明るくなって」と一言。娘さんは「スッキリした」と答える。

催眠施療の3日後に復学し、現在も登校中で、以前の娘に戻ったとご連絡いただきました。