OD=起立性調節障害のお母様方から、何回も何回も聞く言葉に「土曜日曜は朝から元気」「サッカーの練習や少年野球の練習には朝早く一人で起きて元気に家を出るのに、学校のある日は、頭痛やめまいや腹痛が頻繁に発症し、不登校状態が続いています。どうしてでしょうか」

 

中にはOD専門病院へ行かれて「起立性調節障害と診断され、昇圧の薬や水を飲みなさい」と言われるのですが、なかなか改善しません。

お医者さんに「休みの日の元気ですよ。どうしてですかと言ってもちゃんと答えてくれません」と話されます。

 

むしろ当方の経験として、OD検査の先生より、小児科さんの方が詳しい先生が多いように思います。

そして小児科の先生は「成長期にはよくあることで、そんなに心配しなくていいです。高校生になる頃には落ち着いてきます」と話されるケースが多いです。

 

思春期になると夜、就寝中に背が伸びます。つまり寝ている時に血液の栄養素が骨や筋肉や細胞などにいっぱい使われるため、朝になると背が伸びた分、血液の栄養素が少なくなって、色々な不調を起こしたりします。

また成長ホルモンがいっぱい出ることとは、自律神経に影響与えます。自律神経は楽しいことには楽しい反応を、嫌なことにはイヤな反応を身体に指示します。などと、わかりやすく話される先生もいます。

 

小児心身医学会によると、ODの症状の出る子は1割と言われ、重症の子はその中の1割としていますが、ある医薬品メーカーの調査によると、朝の頭痛や腹痛など軽い症状でも経験したことがあると答えた子は男の子は6割、女の子は4割にものぼっています。

つまり多かれ少なかれ子供達のおよそ半分は、何らからOD的な症状を経験していることになります。その子供たちのほとんどは1時間や2時間でマシになっていると答えています。

 

中にはお母さんが学校に「休みます」と連絡したとたん元気になると経験された方は、少なくないと思います。それが自律神経なのです。

自律神経の調整には、潜在意識にアプローチできる催眠療法が有効です。多くのお子様が朝の不調から解放されて復学していますので、ぜひご検討ください・