抜毛症 何度注意してもやめれません。

本人もやめたいのに気がつくと抜いているのです。

今、結構多いのが抜毛症です。当センターにも全国から来所されます。小学生から成人女子まで色々ですが、とくに小学5年生から中学3年生くらいまでが多く来られます。女子が圧倒的に多いです。中には、ほとんど抜いてしまっている子もいて、セラピストも驚くことがあります。

 

発症の原因は一般的に「毛を抜く直前に緊張感や不安や不満を抱き、毛を抜くことで、それらを和らげることができ、それをきっかけに始まるのが多いと考えられています。つまり抜くことでそれらのストレスから解消された開放感が、知らず知らず潜在意識にインプットされ、なかなか止められないことにつながっているのではと思います。

 

とくに当センターの経験からして、その子の下に、妹や弟がいるケースが多いです。(※全てではありません)

ゆはり子供はお母さんに愛されたいという気持ちが強く、心のどこかに「妹や弟にお母さんを取られたような思い」があり、そのストレス解消とお母さんの目を自分に注目させたいための手法として抜毛や時にはリストカットをしているのではないかとも思います。

 

本人はやめたいのに、なかなかやめられないのが抜毛症の特徴です。

 

心療内科や精神科へ行っても、結果が出ないというお母様には、暗示療法=催眠療法を試してみませんか。当所で催眠を受けてからの多いお母様のコメントは「気がついたらやめていた」です。多くの子が改善している実績がありますので、ご検討ください。

一般社団法人大阪市こども心理センター