1980年代から90年代にかけて青少年からカリスマと言われていたミュージシャン「尾崎豊」。生前よりもむしろ死後、知名度は全国的に知れ渡った

 

彼が不登校だったのは結構知られている話です。

 

しかし当センターのカウンセリングに来る多くの子供達(特に中高生)にも、尾崎豊のことを知っている子が少なからずいます。「大好き」で、歌詞の内容は自分の心そのものという子も・・

 

いつの時代も思春期における悩みや苦しみは、変わらないのですね。親に理解してもらえないことも・・

 

曲自体も「生きていく不安、自分の存在って何なのか、何のために生まれてきたか、生きている意味は、いつになったら這い上がれるか、自分には自由がない、抑圧の日々などなど・・・」まさに子供達にとって今の自分の心を映し出してくれていると感じる。

 

当センターに来所されるお母様に、尾崎豊の話をすると「確かに自分が思春期だったことを考えると、その心理状態はわかりますね」と答える方も多い。

 

お母さんに何も相談しないお子様の心の中は、それらに似たものがうごめいているかもしれません。

彼の曲をユーチューブで検索してみると思春期の悩みを歌った曲「15の夜」や「シェリー」などは数千万回を超えています。

カウンセラーとして、彼の歌を内容を聞いていると心が震え本当に「すごいなぁ」と感じます。

カリスマと呼ばれるゆえんも分かります。

 

👉一般社団法人大阪市こども心理センター