何かにつけて反抗する態度に
困っていませんか?
いわゆる反抗期の到来。
小学5年生や6年生くらいまでは、全然問題がなく、親の言葉よく聞いてやりやすかった子が、思春期に入りだすとまったく聞かなくなり、逆に反発するようになります。
しかしそれは成長していく中で大切なことなのです。
つまり今までのように親の言いなりにならずに、これからは自分で考えを持ち、自分の意思で行動するというステップアップに来た年頃でもあるというアピールでもあります。大人に向けて大切な自分らしさ、生きていく上でのアイデンティティを身につけだしたということなのです。反抗期は、子どもが社会の中で親に頼らず自分で決めたことを信じてやっていく、まさに大人に向かって生きていくための大事な思春期のプロセスです。
言い換えれば、思春期になっても親にべったりと甘え続ける子もいます。自分では何も決められない。親に反抗もしない、反発もしないし、極端な話、大学生になっても聞き分けの良い子もいます。しかしそのようなお子様は、時として自分と学校や社会でのギャップに苦しみ、それを越えられない自分に悩み、不登校、適応障害、社会不安障害などの問題を引き起こしてしまうことケースもあります。
むしろ成長の証として心を切り替えて
反抗期を楽しみましょうか!
ここはひとつ親である限り、誰もが経験する苦い子育てのステップととらえましょう。思春期になった子どもが、背が大きくなっていくにつれ、親に言い返したり、壁に穴を開けたり、ひとり大声を出したりすることは、成長している証です。悩むのではなく心を切り替えて「反抗期が来たかと」喜ばしく見守っていくことが大切なのだと考えます。