キリスト教では1月6日は「公現節」エピファニーです
人としてこの世に現れたイエス・キリストを“東方の三博士”が訪問礼拝し、
その神性を人々の前で表したことを記念するキリスト教の祭日。
“東方の三博士”は新約聖書に登場し、“東方の三賢者”“東方の三賢人”
とも呼ばれています。1月6日、またはその後の最初の日曜日に祝う。
6日の後の最初の日曜日? 今日ですやん
そこで今日は キリスト教の祭日にちなんだフランス伝統の焼き菓子
ガレット・デ・ロワをご紹介します
もちろんお馴染みの パティスリールシェルシェさんで捕獲です!
店頭販売は6日からです 「公現節」に合わせたのかな?
ガレット・デ・ロワ galette des rois
galetteは円形のお菓子、roiは王様。直訳すれば「王様のケーキ」です。
roisと複数形になっているのは、東方から来た三人の王様(博士、賢人)
にちなんだお菓子だからです。フランスでは1月になると、パン屋さんや
お菓子屋さんの店頭にいっせいにガレット・デ・ロワが並びます。フランス
の人はこれを食べないと一年が始まらないのです。エピファニーの6日に
食べる説、8日に食べる説、諸説ありますが、今では人が集えば何度でも
食べるみたいです。
黒光りするくらいしっかり焼かれています
表面の模様もお店によって色々ありますが、こちらは「太陽の光」模様
実にメデタイ開運スイ―ツです!
そして始まる 王様ゲーム? おみくじ? 運だめし~!
ガレット・デ・ロワを買うともれなく付いてくる王冠と…
フェーブと呼ばれる陶器でできたミニチュアです
クロカンブッシュのてっぺんに哺乳瓶(?)を持った赤ちゃん
予約の人だけの特典として10種類ほどの中からチョイスしました!
マダムのお気に入りということで選ばせていただきました
お菓子の中にフェーブを仕込み、切り分けた時に当った人がその日一日
王様、王女様として皆から祝福を受ける。その幸せは一年間続くとも…
フェーブがヒットし、差し歯が欠けても大変な為(?) フェーブの代わりに
アーモンドが一つ入っています フェーブは仏語でそら豆のこと
開封と同時に漂うバターの芳香
想像以上にギッシリ詰まったクレームダマンド(アーモンドクリーム)
もちろんパイ生地は サクサクのパリパリ サクパリ サクパリ~
初めてのガレット・デ・ロワはその名通りの上等なお菓子でした
シンプルかつ甘さを抑えたクリームだから 一人で全部喰っちゃうぞ~!
ちゅうわけにもいかんので…
今日は妹呼んで 二人で王様ゲ~ム~ ちょと寂しい…
まずは半分に切って この時点で“当り”の確率二分の一 50%!
半分は姪っ子ちゃん、甥っ子ちゃんへのお土産に…
サア!残りを妹とまたはんぶんこ~ これで確率四分の一 25%!
心臓が ドキドキのバクバク ドキバク ドキバク~
えっ? はずれ? 二人とも? 今年もヨロシク…
我が家では クリスマスにはシュトーレンが、お正月にはこの
ガレット・デ・ロワが定着しそうです
姪っ子ちゃん、甥っ子ちゃんからは まだ連絡がない…