5月末、能登町へ

長野県富士見町・原村合同の

社会福祉協議会ボラバン記Ⅱ

 

被害を受けながらも

宿泊+夕飯のお弁当プランで

受け入れをしてくれた

「春蘭の里」のおはなし

 

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「春蘭の里 農家民宿群」は

能登町宮地地区の

廃校の小学校再利用を含む

自然や農業の体験宿泊施設

 

珠洲市、輪島市、穴水町、能登町

2 市2町にまたがる

 

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山菜やきのこ、四季の花々

美しい水、鳥やカエルの声…

 

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春蘭の里

 

 

豊かな地域資源を生かした

地域再生のモデルとして

内外から注目を浴びていた

 

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震災前の農家民宿の登録は67軒

うち営業していたのは50軒

震災後の稼働は15軒に減った

 

 中には、土砂崩れによって

倒壊した農家民宿もある

被害全容の把握は

これからとのこと

 

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「農家民宿を営む人の中には

震災で心が折れた人もいるし

再び大きな揺れで

宿泊客に何かあったらと思うと

営業再開を躊躇う人も」と話す

春蘭の里 理事長

 

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「補修できそうな家を

“公費解体 “の制度を利用して

更地にしようと考える人も

 

今の 技術では建てられない

価値あるお宅も多い

そうした文化的財産が

失われないか心配」と続ける

 

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かといって

「例えば今70歳の人が

時間のかかる補修を待って

5年後に営業を再開できるか

考えるとそれも難しい」

 

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宿泊させていただいた

能登町の農家民宿は

漆塗りのふすまを配し

玄関だけで10畳近い広さ

 

一見、

被害はなさそうに見えても

畳と畳のあわせがずれ隙間

あかなくなっているふすま

家に歪みが

生じていることがうかがえる

 

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周辺の家は

どこも立派な瓦ぶき

ずれ落ちたものを並べ直し

トップはブルーシートで

仮押さえをしている状態

 

解体か補修か

復興の難しさを感じた

 

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どうしたら農家民宿群が

続いていけるんだろう