面会時のガラスの扉が開きました
「どうぞ、外へお散歩でも」と
母が暮らす高齢者施設のスタッフから
突然促されてびっくり
ガラス越しではない面会は
3年一か月ぶりだったので
母に触れてよいのかもわからず
心構えがなかったせいか戸惑いました
コロナの感染者も収束してきたので
マスクして外で15分くらいならと
制限つきではあるけれど
ようやく直接面会が叶ったのです
久しぶりに直に接する母は
足取りがずいぶん頼りなかったけど
思ったほど齢をとってなくて
だけどベンチに座ってもソワソワ
私の戸惑いが伝染したのかな?
想像していたような
感動の再会とはほど遠い感じ
なんとお母さんと隣り合わせて
ベンチに座っているんだよ~!
妹に電話で驚きを伝えて初日終了
二回目は、
リラックスした母が饒舌になって
とめどないおしゃべりを楽しみ
きのうは、もういつものことのよう
ベンチでひなたぼっこは
私たちのルーティーンになりました
高齢者が自由に外界と接触することは
もうあり得ないのではないかと
聞かされた時期もあったので
こんな日が訪れるなんて嬉しい限り
いっしょに食事や外泊が
できる日が来ますように願うばかりです