伊波杏樹さんがだいすき!!


皆さんこんにちは、ノットです。

25日に開催された、あんちゃんこと伊波杏樹さんの単独イベント『An seule étoile』!

あんちゃんの名前「Anju」と
フランス語でたったひとつの星(Une seule étoile)という意味が込められたクリスマスライブの、夜の部に参加させて頂きました。

公演後、推奨ハッシュタグ(An_éto)がTwitterのトレンド2位に浮上するなど、大盛況のうちに終了したライブは、まさに伊波サンタからのとっておきのプレゼントになりました。

※1位と2位をAqours声優が独占!凄い!

ところで、今日に限らずここ最近は月イチかそれ以上の頻度でイベントに参加している僕ですが、感想やレポートを書くことはあんまりなくて。

わざわざ文章にしなくても良くね?
超楽かったで済ませちゃダメかね?

って、ホントにソレで済ませちゃうんですよね、残念なことに。

普段僕は興奮すると、頭が真っ白になって記憶の大半を飛ばしちゃうから、仕方ないと言えばそこまでなのかもしれません。ホントに、何か書けるほど内容を覚えてねえんだなぁ…これが。

……
ただ、しかしながら、今回だけはそうはいかない。何かしらの形で今日の感動を残しておきたい衝動に駆られて。そう思ったら自然と身体が動いて、今こうして記事を書くに至るんですね。

※今回はあくまでイベントの感想の話であるため、所々内容を省略している部分や、自分語りが含まれている箇所があります。特に後半のMCについては、後述の理由によりその大半を省略させて頂きました。予めご了承下さい。


『An seule étoile』について

さて、結論から言うと僕が参加した『An seule étoile』はまさに最高の一言でしたーどれくらいって言うと、「生きてて良かったーーっ!!」って、心の底から思うくらい。

あんちゃんの歌声はモチロン、それ以外にも見所が満載だった今回のライブについて、3つの視点から話をさせて頂きます。


演奏について

演奏といえば、とにかくまずはセトリの話。SMA VOICEさんが公式で上げてくれたものを引用させて頂きます。

OP We wish a merry Christmas

M1 First Love

M2 すてきなホリデイ

M3 LA・LA・LA・LOVE SONG

M4 はじめてのチュウ

M5 恋

M6 On My Own

M7 空も飛べるはず

M8 君のようになりたい

M9 LOSER

M10 愛があれば大丈夫

M11 粉雪

M12 らいおんハート

M13 Hello, Worker

M14 またあえる日まで


以上15曲で、8曲目と9曲目の間には15分程の休憩がありました。あんちゃん曰く、1人でこんなに歌を歌ったのは初めてとのこと。

OPであんちゃんは客席を通ってステージへ入場したのですが、僕は運良く間近で見ることが出来て。


※矢印のルートであんちゃんは登壇(僕は通路側の席にいた)

手を伸ばせば届く距離に!
大好きなあんちゃんが立っている!!

と思うまでは良かったんですが、緊張のあまり、僕はあんちゃんをほとんど見ることさえ出来ませんでした…見ることが出来たとは何だったのか。

あんちゃんは皆と目を合わそうとしてくれてたのに…僕ってやつは!

全くウブと言うかなんと言うか。ただまぁある意味陰キャの鑑と言えなくもない

……
みっともない話はさて置いて。

ご家族の影響なのかもしれませんが、今回のライブのセトリは、世代的には一回り昔の楽曲が多めな印象を受けます。

具体的には、『LA・LA・LA・LOVE SONG』(1996年)や『はじめてのチュウ』(1990年)などがそれにあたり…この90年代の音楽というのは僕の趣味趣向のドンピシャなんですよね。これが個人的には、もうたまらん!あんちゃんとはうまい酒が飲めそうだ

※自分が普段どんな曲をどれだけ聴いているかが分かる『Songsinfo』というアプリの画面を見ると、この通り。今のスマホは使い始めて半年になります。

あんちゃんの初単独イベントのメルボヤこと『Le merveilleux VOYAGE』のライブパートや、イベントで販売されたアルバム『NamiotO vol 0.5 ~cover collection~』を聴けば聴くほど

「あんちゃんの歌声で◯◯を聴けないかなぁ」

なんて願望が見え隠れする様になっていて、休憩前に披露された『空も飛べるはず』なんてのはまさにその最たる例でした。ひょっとしたらイントロの時点で

「「えッ?」」

って心の声が漏れて出てたかもしれないくらい。特に、

色褪せながら ひび割れながら 輝くすべをもとめて

という歌詞に、あんちゃんやAqoursの皆、そしてひいては自分自身の姿さえもが重なって感じられ、僕はもうライトを振るのも忘れて聴き入ってしまいました。

ちなみに、このときAqoursの姿が重なったのは恐らく、彼女達のデビューシングル『君のこころは輝いてるかい?』内の

なんども なんども立ち上がれるかい?”

という歌詞と上の歌詞に、どこか通じるものを感じたから。どちらも見慣れたフレーズなのに、コトバって歌う人の性格によってこんなに違って聴こえるんだなあ…としみじみ思ってしまいました。

カバー、ないしトリビュート楽曲の本質的な魅力って、もしかしてこういう“人となり”の部分にあるのかもしれません。どんな理由でこの曲を選んだんだろうって想像するのも楽しいですしね。

他にも、後半では米津玄師やレミオロメンの代表曲など冬ソングの数々が披露されたんですが、どれもビックリするくらいお上手で。

あんちゃんは声優の仕事の他に舞台女優としても活躍している方なので、歌声に喜怒哀楽の感情を乗せるのがとにかく上手い!

音程の正確さや声量に加えて、あそこまてま心に訴えかける歌い方が出来る人は中々いないんじゃあないかなと思います。

ちなみにあんちゃんの素の歌声は、アニメのキャラクターの可愛らしいソレとは打って変わって、パワフルで逞しく、それでいて繊細です。後者に慣れてから素の歌声を聴くと、もしかしたら結構ビックリするかもしれませんね。個人的には『愛があれば大丈夫』の

ドキドキしちゃうけれど
大人の女としては
格好良くお答えする 出直しなさい


の“出直しなさい”に、あんちゃんの素の格好良さが凝縮されてて最高にオススメ。

……
と言いつつ、8曲目ではあんちゃんがリズムに合わせボンゴを叩く可愛らしい一幕もあったりして(本人曰く、小洒落たお猿さんみたいな叩き方)。演奏をしっとり堪能したりはしゃいだりと、クリスマスらしさ溢れるバラエティに富んだ内容でした。


僕について

ライブに参加するにあたって、僕はあんちゃんに所謂ファンレターを書くことにしました。手紙の内容は先日開催されたAqours 4thライブや、あんちゃんが主演を務めた舞台『アンチイズム 』の感想が主。

※本当に運が良いことに、ライブも舞台も現地で観に行くことが出来ました。座長の名に恥じぬあんちゃんの圧巻の演技は、役を“演じている”ことを忘れさせるほどの迫力でしたね…!

鳥肌が“総毛立つ”という言葉がどうにも思い出せなくて、

“鳥肌がスタンディングオベーションする”

…と、大分無理のある言い換えがあったり、

“僕の「いな民歴」は今月で丁度3年とちょっとになる”

…などという一言で矛盾した表現が出て来たりと、色々とアレレな部分が多い手紙ではあるんですが、今回はその中からいくつかの文を抜粋してみます。

声優としてのあんちゃんしか知らなかった僕にとって、これまでの旅路は驚きと感動の連続でした”


アーティスト活動、ラジオ、朗読劇、そして舞台。あんちゃんの様々な活動を見るたび、これまで知らなかった世界の広さと面白さを知ることが出来ました


そんなこんなで最近では自分の無知ささえもが楽しくて”


……
上に挙げた全ての文、実は書いた後にすっげえ後悔したんですよね。自分の無知は恥こそすれど、誇るなよって思っちゃって。あと“いな民歴”とかいう謎単位は何だ?

これを読んだあんちゃんが喜ばないなら、誰のために僕は手紙を書くんだろう?

キモオタの自己満足に推しを付き合わせるの?

…考え出したら止まらなくて。結局のところ、手紙をプレゼントBOXに入れて入場を済ませてからも、どこか後ろめたい気持ちは抜け切りませんでした。

今のあんちゃんの主な活動の1つであるAqoursについても、僕はその全てを追いきれてないし…手紙を出すか出さないか以前に、僕はあんちゃんのファンを名乗って良いのだろうか。

何かを施す訳でも、役に立つ訳でもないのに、僕は誰の許可を得てここにいるのか?

という悩みが、自分の無力感に比例して膨れる一方だったんですよね。


あんちゃんについて

僕は“伊波杏樹”という生き方が好きです。いな民の方々の中には、あんちゃんの何事にも全力で真摯な姿勢に惹かれた人も少なくないのではないでしょうか。そして、ライブの最後には

いな民の皆の前だから話すんだけど…」

という前置きのもと、これまで言えなかった本音を交えつつ2018年を振り返る、少し長めのMCがありました。そんな訳で今回は話の全てを載せることはせず、その一部を紹介させて頂きます。(以下、MC部分はピンク色で表記)

「皆の前では明るく振舞っているけれど、楽しいことばかりの毎日では決してなくて。

悔しいことも沢山あって。

役者として、生きるということを考えさせられた1年でした」

……
と、時々語尾を上ずらせながらも、丁寧に言葉を選んで気持ちを伝えるあんちゃんの姿には深く胸を打たれました。誠実な語り口の中でも、所々で

「Aqoursの3rdライブでバク転を披露する事になった時は、プレゼントBOXに溢れんばかりの絆創膏が入っていて、『絆創膏で間に合うのか!?』と思ったけど、御守りとしてありがたく持ち歩いていた…」

と、思い出を面白おかしく話してくれたり。良い話をした後に、時々照れっぽく笑うのもまた素敵でした。

そして、約10分に渡るMCの中で特に印象に残ったのは

「朗読劇や舞台って敷居が高いと思うけど、私がキッカケで面白いって思ってくれたら嬉しいし…これからもそう思ってもらえる様に頑張りたい」

という言葉でした。

これを聞いて、僕は心の底から救われたと思ったんです…ここに居ていいんだって肯定して貰えた気がしたから。

そして何より、あんちゃんが嬉しいって言ってくれたんだ!!

……
こんなに嬉しいことって、ある?



(井上雄彦, 1996, 『SLAM DUNK 27』 集英社.)
※この時の気持ちを何に例えようと思った時に、最初に浮かんだのがSLAM DUNKのこのシーンでした。…関係ないね!


話し終えたあんちゃんが深々とお辞儀をすると、割れんばかりの、万雷の拍手が会場に響き…僕は夢中でありがとうって叫んでました。


『An seule étoile』について

さて。冒頭の見出し、記事の出発点に戻ってきました。

ここまではライブの感想をつらつらと書かせて頂きましたが、最後には、今回のライブの名前に込められたあんちゃんの“願い”についての話をします。

これも最後のMCで明かされた事ですが、『An seule étoile』(たったひとつの星)の星というのはいな民の僕達でありーそしてあんちゃん自身を指した言葉でした。

「自分が落ち込んだ時に励ましの言葉をかけてくれたいな民の皆にー158cmしかない、こんなちんちくりんの私を引き上げてくれた皆に、直接ありがとうを伝えたかった。」

「私の心に灯をともしてくれた皆には感謝しかなくってー私もみんなにとっての“1つの星”になれるように頑張るから!」

……
こんなこと言われたら敵わないですよ。もうこれ以上言葉が湧いて来ないもん。

あんちゃんの口癖じゃあないけど、

そーゆーところ、だぞ!!


……
繰り返しになりますが、僕は“伊波杏樹”という生き方が好きです。あんちゃんの何事にも全力で真摯な姿勢が大好きです。

『An seule étoile』は、あんちゃんが大好きな歌で皆に感謝を伝える場所で、それは僕達にとっても同じことで。想いが1つになったあの空間は、本当に温かくて幸せでした。

「そんなこんなでこのライブは、これからも定期的に開催したいんだけどーみんな会いに来てくれますか?」

…「こんなに嬉しいこと」は。

メルボヤから始まった「最高な旅」は、まだまだこれからも続いてくみたいです。


「「生きてて良かったーーーっっ!!」」


…再会を約束したあんちゃんといな民で、最後に『また会える日まで』を大合唱して、今回のライブは大団円を迎えました。


またあえる日まで 流れ星に願った
飾らない心で ずっといようよ
またあえる日まで 輝く星に誓うよ
出逢えた事を忘れはしない
またあえる日まで…



……
ほんっっとうに!楽しかったーー!!



ちょっとした補足

今回イベント会場となった『第一生命ホール』の側には、『豊洲PIT』というライブハウスがありまして…。


ご存知の方も多いとは思いますが、ココは2016年12月27日に開催された『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours冬休み課外活動 ~みんなでシャンシャン♪ Aqoursミニライブ2016♪~』の会場だった場所なんですよ。


この豊洲PITのキャパは最大で3,103人。


そこから2年で東京ドーム公演を実現させ、15万人を動員したあんちゃんやAqoursの皆の凄さを改めて感じた帰り道でした(3000人もすごい数字だけどね!)。


実際に足を運んでみると、やはりと言うべきか、色々と感慨深くなりました。




ノット