約束だよ 必ずいつの日かまた会おう

……
どうもこんにちはノットです。
昨日行われたSHiKACO PARK 5月度ファンミーティングに参加してきました。

人生初の夜行バスに揺られて辿り着いた大阪で、僕は最大の衝撃を受けることとなりました。

今回ファンミーティングの会場となった松原市文化会館の収容人数は543人でしたから、残念ながら現地参加できなかったシカノコさん達も数多くいらっしゃると思います。

なので、そんなイベントの雰囲気や空気と、“僕の受けた衝撃”を少しでも多くの方に伝えたいと思い、このたび記事を書こうと決めた次第です。



※僕は参加したイベントの内容を律儀にメモるタイプではないので、記憶任せで書く部分が結構出てくるかと思います。そんな訳で以下の文章はあくまで雰囲気や空気を感じられれば良いという方向けの記事になります。予めご了承下さい。

最初の挨拶

“物販の体育着を
着ている人、ありがとう!
着てない人、恥ずかしいのかな?”

「「…だってこれダサいもんな!」」


冒頭からアクセル全開のシカちゃんとツッコミが冴え渡る鷲崎さん。ファンミ最終回にして初めてのMCは、直後に北海道の仕事を控えた状態での参加でした。最初から最後まで流石の仕切り上手でしたね。あのオッさんスゲえよ!

SHiKACO PARKの1年

開園時の写真〜先月(4月度)のファンミを、写真付きで振り返るコーナー。

特に印象に残っているのは、“そらまる”こと徳井青空さんを迎えて行われた4月度ファンミのツーショット。

そらまるとポーズを決めるシカちゃんの肩に乗っかっているのは、なんとゴリラ。イベント中にもナゾの存在感を放っていた彼ですが、撮影を終えるや否や床に投げ捨てられていて可哀想でしたね(あの2人に目をつけられたばっかりに…)

他にも5ヶ月連続ファンミーティング第1弾のライブ上映会で写真撮影をした際の裏話も話題になりました。

“サイトに載せる!”
と意気込んで撮ったは良いものの

①ブレ過ぎて顔がわからない
②自撮り棒が写りこみ過ぎている

という残念過ぎる理由で、2回撮った写真は、どちらもお蔵入りしてしまったのでした。鷲崎さん曰く、“上げる上げる詐欺だろそれ!”

芸歴16年 人生29年

シカちゃんの人生をこれまた写真で振り返るコーナーです。幼少期から現在まで、いろんな事があったんです!という話(なお、タイトルはうろ覚えです)。

まず出てきたのは兄に羽交い締めにされている2歳児。この時のシカちゃんはお母さんが編んでくれたセーターを着ていたのですが、シカちゃんのお母さま(ゆきみちゃん)はA型なので、セーターはギチギチのキッツキツだったそう。誕生日前日にケーキをひっくり返したり、ネタに事欠かない家族ですね。

次に出てきたのは、公民館でダンスを習っていた頃の写真。小学生くらいの写真だったのですが、やはり思うのは
小さい頃からシカちゃんは顔がメチャメチャちっちゃい!

“この頃の私すごくブスじゃない?”
とか言ってましたが、そんなことなかったです。むしろ散々ネタにされたのはモデルを始めた頃のおもしろ写真。

シカちゃんがμ’sの穂乃果のバッタもんみたいな髪型をして、おもむろにフリスビーを投げているナゾの1枚は、本人の思わぬ形で笑いをかっさらって行きました。

当時と今で可愛いの基準が違うから!
と、申し訳程度の擁護も挟んでおきます。

そして、転機という見出しで映し出されたのはラブライブ!のユニット
“Printemps”の衣装です。

×ファイナルの衣装
〇5thの衣装

と、訂正を入れられるシカちゃんは、記憶を夜な夜な誰かに奪われているそうです…なにそのSF映画感。

個人的には“転機”という見出しが印象的でした。口には出さなくても、今も変わらず作品を愛してくれてるんだなあ。

他にも、シカちゃんが将来2人でハワイに住みたいとまで思っている無二の親友“宇佐美さん”や鷲崎さんと出会ったころも振り返ったりして。

シカちゃんが宇佐美さんのお子様(うさおくん)と一緒にプラレールをニッコニコで頬張ってたり(何言ってるのか分からないと思うけど、見てた僕も分からなかった)。

昔の鷲崎さんがめっちゃシュッと引き締まってて面白かったですね。鷲崎さんとシカちゃんは本当に長い付き合いだそうで、シカちゃんが髪をツーブロで刈り上げてた頃からの仲だそう。触れちゃいけない黒歴史だと思ってたので、向こうから話が出た時はビックリしました!

“絶対にないと思うけど、彼女ができました私を裏切るようなことがあったとしても、何か理由があったからだと思うし”

(株式会社KADOKAWA My Girl vol.21より引用させて頂きました)

……
シカちゃんと宇佐美さんのエピソードをもっと知りたい方は、胃痛ラジオや3月に発売されたMy Girl vol.21を読んでみてはいかがでしょうか。

ライブパート

せっかく鷲崎さんが来てくれたので、アコギに合わせて歌を歌おう!というコーナー。
鷲崎さんはギターを、北海道へ行くのにハードケースは重いという事でソフトケースに入れて持ってきてくれました。

・セットリスト

Lovely Lovely Strawberry / 久保ユリカ
なわとび / 小泉花陽(CV.久保ユリカ)
車輪の唄 / BUMP OF CHICKEN
Pretty Girl /鷲崎健

1曲目は言わずと知れたデビュー曲“Lovely Lovely Strawberry”。以前のファンミのカラオケコーナーでは歌われなかったので、1年ぶりの披露となりました。クラップが自然と発生し、自然と1つにまとまったのは流石シカノコの民度です。

4曲目はシカちゃんがずっと歌いたかったという“Pretty Girl”。鷲崎さんが韓国のアイドルグループ“KARA”の同名曲を、和訳&カヴァーしたモノになっています。

“誰かだけのワタシだなんてまだつまらないでしょ?”

という歌詞のインパクトは絶大。オッさんの日本語センスどーなってんの?

そして、参加者の度肝を抜いたという意味で特筆すべきは、かの名曲“なわとび”からの“車輪の唄”。

わざわざ書くまでもないかもしれませんが、等身大の感謝を綴った歌詞と、それを感情一杯で歌うシカちゃんは相変わらず素晴らしかったです。

初めて聴いたアコギアレンジも、素朴な音色が曲調と本当に合ってました。

そして、問題はその次です。
今回のミニライブでは、演奏前にこれから披露する曲名を言わなかったんですね。

特徴的などこかで聴いたイントロから始まり、歌い出しの言葉は“錆び付いた車輪”。

その瞬間僕に流れる時間が止まりました。何万歩より距離のある一歩、永遠よりも長い一瞬…。

なにが始まったんだよ、なんだ、この曲。

錆び付いた車輪?
…えっ?は?なんで?

……
しばらくの放心状態から我に返り、
その曲が大好きな車輪の唄であると気づいた時。
“なぜこの曲なのか”に気づいた時。

前の曲の時から泣いていたのが、いよいよ嗚咽してしまいました。涙が止まらなかった。
顔もグシャグシャで見てられなかったと思うけど、もう周りの目線なんて気にしてられなかったです。

ああ、そういうことなんだ。考えないようにしてたけど、今日は“そういう日”なんだと。今日が最後のイベントなんだと実感させられる瞬間でした。曲を知らない方もおられるかと思うので、下に歌詞を貼っておきます。

車輪の唄

歌: BUMP OF CHICKEN

作詞・作曲:藤原基央



錆び付いた車輪 悲鳴を上げ

僕等の体を運んでいく

明け方の駅へと


ペダルを漕ぐ僕の背中

寄りかかる君から伝わるもの

確かな温もり


線路沿いの上り坂で

「もうちょっと、あと少し」

後ろから 楽しそうな声


町はとても静か過ぎて

「世界中に二人だけみたいだね」

と 小さくこぼした


同時に言葉を失くした

坂を上りきった時

迎えてくれた朝焼けが

あまりに綺麗過ぎて


笑っただろう あの時 僕の後ろ側で

振り返る事が出来なかった 

僕は泣いてたから


券売機で一番端の

一番高い切符が行く町を

僕はよく知らない


その中でも一番安い

入場券をすぐに使うのに

大事にしまった


おととい買った 大きな鞄

改札に引っ掛けて通れずに

君は僕を見た


目は合わせないで頷いて

頑なに引っ掛かる 鞄の紐を

僕の手が外した


響くベルが最後を告げる

だけのドアが開く


何万歩より距離のある一歩

踏み出して君は言う


「約束だよ 必ずいつの日かまた会おう」

応えられず 俯いたまま 

僕は手を振ったよ


間違いじゃない あの時 君は…


線路沿いの下り坂を

風よりも早く飛ばしていく

君に追いつけと


錆び付いた車輪 悲鳴を上げ

精一杯電車と並ぶけれど

ゆっくり離されてく


泣いてただろう あの時

ドアの向こう側で

顔見なくてもわかってたよ 

声が震えてたから


約束だよ 必ず いつの日かまた会おう

離れていく 君に見えるように

大きく手を振ったよ


町は賑わいだしたけれど

世界中に一人だけみたいだなぁと

小さくこぼした


錆び付いた車輪 悲鳴を上げ

残された僕を運んでいく

微かな温もり


“約束だよ 必ず いつの日かまた会おう
離れていく 君に見えるように
大きく手を振ったよ”


……
歌詞のひとつひとつを噛み締めながら聴きました。曲に乗せて届けてくれた思いを1つ残らず受け取れるように。

あの衝撃は永劫忘れないです。

集合写真を撮ろう

…というのは建前。実際はシカちゃんに内緒で誕生日を祝おうという、ちょっとしたドッキリコーナーでした。

大の苦手と言っているのに、毎年サプライズで祝われるシカちゃん。芸歴が長いと、誕生日なのに“お祝いのコーナー”がないのは変だぞ?と勘ぐってしまうそうです。芸歴16年は伊達じゃないなあ。

……
と思いきや。

写真を撮るまえに出て来たケーキを食べちゃったりする。繰り返しになるけど芸歴16年は伊達じゃないなあ。

誕生日をみんなでお祝いするのを見届け、鷲崎さんはフェードアウト。ここからはお前の言葉でファンに気持ちを伝えるんだと告げて、北海道へ飛び立って行きました。

いや本当男前。カッコ良かったです!

シカちゃんの最後の挨拶

5月31日(木)の21時から生放送で
ファンクラブの終了式をするとの事。
なのでその時まで一旦挨拶はお預け。ファンクラブ会員の皆さんは、シッカリ
予定を空けておきましょうね。

事務所を退所してフリーとなり、胃痛ラジオやアニゲーイレブンの終了(後者に関してはMC交代)が決まったり、皆さんを心配させてしまいまして…。

“だから最後には
明るいお知らせを見てもらおうかな”

シカちゃんがそう言うとスクリーンには映像が映し出されました。

1st〜3rdシングル。そしてシカちゃんが初めて作詞を手がけたアルバム収録曲“そのままでいいんだよ”のpvが順々に流れ…そして…そして!

ドン!!!

久保ユリカ 
ソロアーティスト活動再始動決定!!!!!


……
うおおおおおおおおおお!!!!!
…喉がちぎれるくらい、気付いたら全力で叫んでしまいました。

“Lovely Lovely Strawberry”のPVが流れた時、そんなわけないと思いましたし、これで違かったら悲しいだけだからって、期待しちゃいけないと思った。

ラジオもファンクラブも終わってしまうのに、今さら下手な希望を抱いちゃダメだとさえ思いました。

でもまた!シカちゃんの歌を聴ける!
あの声を聴ける!

みんなが待ってた…会場の皆が心待ちにしていた。ザ・ハイロウズの真島昌利の言葉を借りるなら

“最後の最後の最後の最後はきっと笑っちゃう”

オイオイ、こんな幸せな事ってある?


……
という事で、5ヶ月続いたファンミーティングのエンディングはこの上ない衝撃と興奮、そして喜びに包まれる事となりました。寂しくないと言えば嘘ですが、それ以上の感動がそこにはありました。

最後に

唐突な自分語りになりますが、僕は最近ジブンの長所を考えた時、真っ先に“運の良さ”が思い浮かぶようになりました。これは、

“イベント当てたぜヒャッホー!”
とかいう様なちっぽけな話ではありません。

いま僕がSHiKACO PARKの会員であること…それがキッカケで色んな人と知り合えたこと。そして何より、久保ユリカという素晴らしい声優を知る事ができたこと。

これらの全ては僕自身の力で探して見つけ出した幸せではありません。むしろ、全て向こうから僕の心へ届けてくれたものです。だから僕は本当に運に恵まれてるんです。

シカちゃんを知る事が無ければ、1人で夜行バスに乗って大阪に行く勇気や行動力も湧かなかったでしょうし、自分が今幸せだって言い切れることも無かった。

もう本当に本当に、感謝しかない!

ファンクラブを最後まで
大事にしてくれたシカちゃんや
携わってくれた全てのスタッフの方々
そしてシカノコの皆様に
最後にお礼の言葉を書き残しておきます。

本当にありがとうございました!
そして!

シカちゃん、
29歳の誕生日
おめでとうございます!












ノット