こんにちは!
大阪市内のプロ家庭教師 泉 桜です!
今回はとても印象に残っている生徒さんのお話です。
大きなお家にお住いの中学2年生の女の子でした。
外で遊ぶのが好きで、お友達とゲームセンターに行ったり、買い物をするのが大好き!
でも学校の授業はわからないしつまらない。。。
そんな状況でどんどん成績が下がり、しびれを切らした保護者の方が家庭教師を頼んだのでした。
今でいう「学校カースト上位」っぽいその女の子は、
勉強は嫌だけど家庭教師の先生が来てくれちゃったから、しゃーなし勉強しようかな。。。
といった風。
そりゃあ嫌いな勉強をやらされるのですから、嫌に違いありません。
ところがその2時間後、授業が終わる頃には満面の笑顔になっていたのでした。
さて、私はどんな魔法を使ったのでしょうか?
その日は2時間の授業で、数学の相似の証明問題を一緒に解いていきました。
学校の授業はほとんど聞いていなかったので、
一緒に教科書を開いて相似条件を確認しました。
証明問題は書き方が決まっていますが、
書き方から始めると楽しくないので、
まずは相似な図形はどれか。
そして、どの相似条件を使えば良さそうかを当てずっぽうで考えてもらいました。
最後に書き方を伝えて実際に書いてもらいました。
私「ほらっ!できたよ?」
生徒さん「エッ!あれっ!ほんまや。解けたあ〜」
そのあとは一人で問題を解いてもらい、詰まっていたらヒントを出す程度でした。
私「もう一人で解けるようになったね!」
生徒さん「えへへ。。。うん♪」
そうなんです。
2時間後には一人で解けるようになっていました。
その時の嬉しそうな顔は今でも忘れられません。
ゴミになるから持って帰ると言ったメモ用紙を、
彼女は大切に折りたたんで自分のお部屋に持って帰りました。
ほとんどの生徒さんに共通することですが
勉強することが嫌いなのではない のです。
本当は「問題が解けないこと・わからないことがイヤ」なのです。
だから、
基礎が分かったらその単元の問題はどんどん解いていきますし、
少し捻っても一人で解けるようになります。
まずはできるようになること・理解すること・解けるんだと自信を持ってもらうこと
今も私は心がけています。