映画「幸福のスイッチ」をみた後の幸福感、頑固親父の昭和感が伝わってきて、、、 | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 昨日の昼、NHK BSで放送された映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」を視聴

 この作品、「和歌山県田辺市で小さな電器店を営む父・誠一郎と、もうけにならない仕事ばかりを引き受ける父に反発する娘・怜を描くヒューマンドラマ」とのキャッチでしたが、みたあとの幸福感、いい作品に仕上がっていましたね、、

 

 物語は「和歌山県を舞台に、ガンコ親父と3人姉妹が繰り広げる人間模様を描いたハートウォーミングストーリー。儲けにならない仕事ばかり引き受ける電器屋の父・誠一郎に反発して上京し、デザイン会社でイラストレーターとして働きはじめた怜。しかし、自分が思い描いていた仕事ができず、会社を辞めてしまう。そんな中、帰省することになった怜は、父の電器屋を手伝うハメになり……。主人公の不器用な父娘を、沢田研二と上野樹里が好演。」

 タイトルが出る前、父に反発する上野樹里さん、電球を壁にぶつけて割るシーン、藤田敏八監督作品「八月の濡れた砂」を思い出しましたね、、、

 

舞台となった町の電気店イナデン、母は死去

 主役の次女の上野樹理(兵庫)、長女の本上まなみ(大阪)、中村静香(京都)、親父で社長は沢田研二(京都)

 父親が怪我して帰郷するところからドラマが始まる。

 イナデンの社長の方針、お客様第一、全メーカー修理、電球一個からリフォーム相談、愚直なまでに徹底していて、、

 実家は町の社交場となっていて、、、

 イナデンのシンボルマークが、樹里さんのイラストで、親父が大事にしているのですよぉぉ

 家電をあまり買わない常連客wには、映画コレクターだった今は亡き芦屋小雁さんも、、、

 東京から帰った上野樹理さん、ことごとく親父の考え方に反発するが、、、

 

雷にあったときこんなときこそ、お客さんの要望に応えなあかんと親父に引っ張られて、親子で走りまわった、、、

 冒頭、この映画には不適切な表現が、、、とありましたが、、、娘に言った、ドアホ!だったのかも、、、

 ですが、おそろいのジャンバーで一緒に仕事をするシーン、よかったですね、、、

 

ラストは、再度上京した上野樹里さんとの電話、補聴器を売った新屋英子さんが演じたおばあちゃん、

 10年ぶりに鳥のさえずりを聴いたのを喜んでいることを伝えるシーン

 今は亡き新屋英子さんの存在感が心に沁みましたし、、、

 頑固親父の優しさも伝わってきましたね、、、

 

 一方、帰ってお店を手伝おうか?という娘に対して

 アホ!目標があっていったんやろって、まさに昭和のオヤジでしたね、、、、

 

 そして、不倫疑惑のある女性、真相を確認すると

店始めた頃が一番しんどくて一番楽しかった」ので、私が入ることはないって、、、

 裏目読みをすれば、沢田研二さんの音楽活動ともダブってくるのですよぉぉぉぉ

 そして、顧客=ファンを第一に考える姿勢も、、、、

 

映画「幸福のスイッチ」

 2006年10月公開なので、2008年の「人間60年・ジュリー祭り」の前でしたね、、

 安田真奈監督いわく、

 沢田研二さんは想定外でした(笑)。

 製作会社の方が「ダメモトで脚本読んでいただいたら?」と提案されて、沢田さんに脚本をお渡ししたら、読みながら「クックックッ」と笑ってらしたようで、OKが出たんですね。

 沢田さんには5日間だけ来ていただいて、出演シーンを全部撮り上げました。のこと

 この映画の脚本を気に入っていたようでしたね、、、

 

 ひょっとしたら、この作品の頑固オヤジ像、以降の沢田さんのライブ活動に影響を与えたのではないかと思いましたが、、、

 

いやぁ、まいったなぁ