「土を喰らう十二カ月」の主人公は雁の寺から来た! | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 昨日に引き続き、映画土を喰らう十二カ月の噺である。

 ちょっぴり、ネタバレ注意


 俗に人の三大欲と言われる「睡眠欲」「食欲」「性欲」とやら

 映画館で眠りたくなったのは「睡眠欲」なのでしょうか(笑)

 

 土を喰らう十二カ月では食欲は出てくるものの、松たか子さんに一緒に暮らそうといいながら、主演の沢田研二さん、彼女がその気になったところで拒否するのですよぉぉぉ 

 「男はつらいよ」の寅さんというより、チャールズ・チャップリンの「ライムライト」の心境なのかなぁって、、、

 

 パンフレットをみていると、達者な脇役陣

 奈良岡朋子さんのへんこぶり

 火野正平さん昔はプレイボーイだったのですが、スキンヘッドと甘えたで、今も男の色気を漂わせているのかもw

 檀ふみさんはどことなく気品があって、、、

 3人とも東京都生まれだったとは、、、

 

 檀ふみさん演じる文子、ツトム(沢田研二)が奉公していた禅寺の和尚の娘。

 いまジュリーの演技、昔、お寺で修行していた感じが残っていて、よかったですね、、、

 

 そこで、思い出したのは雁の寺という映画。

 1962(昭和37)年の大映映画川島雄三監督作品で、主演が若尾文子さん

 大阪九条の名画座シネ・ヌーヴォーの映画館で初鑑賞

 DVDのパックージをみると、どんな映画かなんとなくわかるでしょうが、、、

 原作者は水上勉で、1961年の小説で、直木賞受賞

 なお、「土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月」と、「土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-」は1978年(昭和53)のエッセイ。 

 和尚さん(三島雅夫)は奉公中の少年(高見國一)に対して、非常に厳しい、、、

 若尾文子さんは、つらく厳しい少年に対して優しいが、、、

 和尚さんに抱かれると、官能の世界へ、、、

 三島雅夫のスケベ和尚、リアルでしたねぇ

 この映画、当時、仏教界からの反発が強く、公開が難航したとか、、、

 修行中の少年はみたwww

 そして、ついに、、、、、

 若尾さんに抱かれることに、、、、

 

 雁の寺、エロいシーンだけでなく、川島雄三監督なので素晴らしいシャシンに仕上がっていて、なかなかの名作だったんだなぁ、これが、、、

 

 「土を喰らう十二カ月」のツトムは、「雁の寺」の少年の後日談、性欲から食欲へ、、、

 のような気もしましたが、、、

 中江裕司監督や主演の沢田研二さんは、参考にこの映画を観たのだろうか、、、

 

いやぁ、まいったなぁ、、

 

 映画「雁の寺」もう一度観たくなりましたね

 DVD化されているのですが、、、

 また、映画館で観ることができるだろうか、、、

 「土を喰らう十二カ月」も、、、

 

 サヨナラだけが人生だ、、、