広島第一劇場さん、外出券はまだ残っとるがよう、、、 | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 コロナ禍の5月初旬、広島第一劇場に初参戦、天鈿女命菩薩への参拝とロンググッバイをしてまいりました。

 

 背中を押されたのは、市川春希さんの日常ブログで、引用すると

 ついに閉館が決まってしまった広島第一劇場。

 閉館が発表されてから、いても立ってもいられず、430日と51日の2日間に観に行くことにしました。

 いま関東地方は緊急事態宣言中です。

 ゴールデンウィーク期間、県をまたぐ移動は自粛が求められていますが、広島行きのチケットを先に予約していたこともあり、迷わず行くことにしました。

 それに「閉館する劇場に行く」という用事は、私にとっては不要不急ではない緊急事態なのです。

「コロナが終息してから行きます」なんて言ってられない状況なので。

 

 まさに同感ですね。

 あとがないんじゃ、、、あとが、、、

 大阪も緊急事態宣言中でしたので、平日の金曜日の早朝に出発し、日帰りで、、、

 広島に行くとき、仁義なき闘いのテーマ曲が鳴り響く(笑)

 音楽は津島利章さんで、この映画にあの音楽はピッタリでしたね、、、

 それに名せりふの数々、、、、

 出発前日、緊急事態宣言に背を向けて、広島に行くので、アウトロー気分!

 公開40周年記念で徳間書店が出した本をみると、気分はこうようパラダイス!

 

 1作目のラストの菅原文太おじきのラストシーン!

 広島死闘篇での千葉真一ちゃんの暴れっぷりを思い出す!

 

 JR大阪駅からは快速等の乗継がよく、極めて順調で三原駅まで着く、そこから新幹線で広島へ!

 

 広島第一劇場は、薬研掘にあって、あれっ、何か聞いたことがあるなぁ、と思っていたら、付近はソープランド街!

 そういえば、オメコの汁で飯食うとる薬研掘w、広岡敬一氏の著書で記憶が残っていたんですね。

 

 ネットで広島第一劇場を学習すると

 1975年(昭和50年)81日に開館。

 本年5月20日、最後の営業日を迎えた。閉館の危機を何度も乗り越えてきたが、46年の歴史に幕を下ろす。地権者の意向で建物は取り壊され、跡地にはホテルが建つ予定。

 座席は、全て本舞台へ向いた全57席。本舞台は、幅、奥行きとも広く、天井は高く、国内最大クラス。

 ホール中央の前盆と本舞台の間には、前盆と同サイズの中盆があり、双方とも回転が可能。

 劇場の表看板には「○○舞姫 名前」という形で、当該週の出演者の名前がキャッチフレーズとともに掲示されている。このキャッチフレーズは、広島第一劇場独自のものである。

 

 なお、最終日、開場時間の午前10時半には約120人が列を作った。幕が上がり、踊り子たちの舞が始まると場内は拍手に包まれた。新型コロナウイルスの感染対策のため、一部で入場規制も行った。広島市の男性会社員(49)は「この場所に来るのが日々の楽しみだった。文化の灯がまた一つ消えることが残念でしょうがない」と惜しんだ。

 

 一方、オーナーは「当館に関連する写真・動画を掲載する場合、事前に被写体全ての方の承諾を得るようにお願いします。

これはお客様に限らず「タレント様や報道・記録をされる全ての方」にも強くお願いします。」とのツィートしていて、拙者も営業中の劇場には写真なしのポリシーは揺るがないが、閉館するので、表看板はこんな感じだったと記録しておきたい。

 なぜなら、文化遺産といっていい位だし、天鈿女命であればともかく、被写体である看板に承諾は得られない(笑)

 

 

 この日の香盤は、1.浅葱アゲハ、2.ALLIY、3.小春、4.高崎美佳、5.水元ゆうな

 

 高崎美佳さんの歌姫!、看板にいつわりなし。

 TY劇場で一度みただけでしたが、オープンショーのときに歌いだしたのにはびっくりしたんだなぁ、もう!

 小春さんも一度みたが、パフォーマンスが素晴らしかったし、初見の浅葱アゲハさんとALLIYさんも、なかなかいい天鈿女命だったんだなぁ、これが、、、

 水元ゆうなさん、何回かオープンショーでのテーマ曲をきいていて覚えていますが、曲名は知らないし、手拍子がずれる(笑)

 彼女は、板の上での経験を生かした魅せ方をよく知っていて、オイラがみたTY劇場以上に素晴らしっかったかも、、、、

 

 この劇場、外観もユニークでしたし、入場するまでの階段がないなど、観客にとっていい点があったが、踊り子さんにとっても天井が高いし、舞台も高いので、客席からは見上げるといった構造になっていて、そこがいい舞台なのかもです、、、

 というのは、社会から見下されることが多い踊り子さんにとって観客から見上げられて、しっかりと踊りをみてもらえる環境になっていることが確認できましたね、、、

 ただし、撮影はポラロイドだし、勝新のようにパンツは脱がない(笑)

 

 ところで、この劇場の開館、1975年昭和50年)8

 その前の1972年に神代辰巳監督の映画「一条さゆり 濡れた欲情」が1、1974年に「濡れた欲情・特出し21人」が公開され、197410 1975329日まで「傷だらけの天使」が放映されていて、ストリップ劇場に黄金期だったので、その影響を受けていたのでしょうか、、、

 

 今回の閉館は残念でしたが、記念に外出券を、、、、

 

 広島第一劇場さん、外出券はまだ残っとるがよう、、、

 

 

付記

 5月31日の朝日新聞大阪版の夕刊「心の中で踊り続ける」

 広島第一劇場閉館の記事が掲載されていました。

 舞台の雰囲気が伝わってくるいい写真が公開されていましたね。

 

☆ 客席からは見上げる形となっている3つの盆 

 

☆ 向こう側にある2枚の横長の大鏡など