コロナ騒動があって、映画館は窮地にたたされたが、ようやく再開しつつある。
やはり、映画館を救うには映画館で映画を観るしかないと、、、
シネ・ヌーヴォーで絶賛上映中の「若尾文子映画祭」で観た1961年7月公開の「女は二度生まれる」
この映画、いまでも余韻が残るいいシャシンでしたね。
川島雄三監督は1918年生まれなので、42歳くらいで、若尾文子様は1933年生まれなので28歳くらいか、、、
この映画の製作準備会で、監督は大映の重役陣を前に「とにかく、若尾クンをオンナにしてお目にかけます」と宣言したらしい。
どんな映画かというと「芸なし芸者の小えん(若尾文子)は、本能の赴くまま気のむくまま行動する天衣無縫の性格。そんな彼女が初めて知った女の本当の幸せとは? 」となっているが、少しきれいな表現すぎる(笑)
若尾文子さんの女性としての魅力が素晴らしい、、、
青空娘もよかったが、川島監督が女にしたのでしょうか(笑)
黒川記章を思わせる(笑)建築家との関係や、妾稼業、フランキー堺の寿司屋の見習いとの出会いから何年後に電車で偶然遭遇するシーン、自分が育てた藤巻潤が軽く売ろうとする残酷なシーン、若い子の夢であった電車で遠いところまで連れて行くシーン、、、、
ラスト近くで生まれ変わったのでしょうか、、、、
心に残りましたね、、、
川島雄三監督は有名な「幕末太陽伝」しか観たことがありませんでしたが、世間的な評価とは違っていて、拙者が思っていた以上に名監督でしたね、、、