「昭和歌謡職業作家ガイド」姉妹編「昭和歌謡ポップスアルバムガイド1959-1979」をみて、昭和歌謡とはなんぞやと思考してみた。
平成元年は1989年、なので昭和は1989年までで、昭和歌謡とは「昭和に発表された歌謡曲」と定義づけられるかもしれない。
で、歌謡曲の定義について、ウィキを引用すると「歌謡曲とは、昭和時代に流行した日本のポピュラー音楽の総称。1970年代半ばからは、ニューミュージックが主流となり、90年代半ばから流行したものはJ-POPと呼ばれ、曲調・サウンドなどが変遷していった。1960年代以降に隆盛した演歌と混同されがちであるが、本来はあくまで西洋音楽の日本における派生形である。ただし愛好者の層が重なるため、近年では演歌・歌謡曲というジャンルが存在する。」とか。
う~ん、昭和歌謡とはあまりにも幅が広すぎて、玉石混合と言わざるを得ませんね。
拙者が考える昭和歌謡とは
① 平成や明治では成立しなかった曲
② ニッチな曲(例えば、グループサウンズとか、演歌とか、アイドル歌謡とか、体系的な定義づけが困難な曲)
③ そのときを想い出すような曲
でござる。
昭和歌謡の代表曲を例示すると
①奥村チヨさんの「恋の奴隷」
今の時代では、セクハラと言われるかも知れませんが、なかにし礼さんは重要な作詞家ですし、チヨさんの歌唱力も素晴らしい。
②じゅんとネネの「愛するってこわい」
これは衝撃的で、なにかいけないようなものを観てしまった感が(笑)
③ピーターの「夜と朝のあいだに」
夜と朝のあいだとは、何時頃なのか、思考させられた曲で、ピアノの演奏も素晴らしかった。ピーターの低音とルックスの落差も衝撃的だった!
昭和歌謡といえば、ジュリーとか明菜とか、イメージされるのには違和感があります。ジュリーはジュリーであり、明菜は明菜であるとともに、グループサウンズやムード歌謡や演歌など、昭和歌謡に限定されることについて、僕は嫌だっ!