ざんげの値打ちもないが歌われた映画 | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 過日のFNS歌謡祭で、阿久悠さん没後1050周年記念特集のコーナーがあったが、阿久悠さんの詩でインパクトがあったのは「ざんげの値打ちもない」

 

 懺悔とは「犯した罪悪を神仏の前で告白し、悔い改めることを誓うこと」それが値打ちもないとは、ローマ法王がきけばどう思うのだろうか(笑)

 

 一方、オイラが敬愛する「ムービー・マガジン」を所有しているブロガーのかたが「昭和歌謡をひとりカラオケするために」で選んだ昭和45年の曲が「ざんげの値打ちもない」

 

 で、思い出したのが、昭和46年の日活映画「関東幹部会」

 封切りから遅れること数年、キネマ旬報の連載で影響を受けて、名画座で観たので、辞書のように分厚くなった、渡辺武信著「日活アクションの華麗な世界」(合本版)を思わずチェック。

これから鉄砲玉となっていくちんぴらたちが冷酒を飲む壮行会で、以下引用すると

そこで男たちは当時ヒットしていた北原ミレイの歌「懺悔の値打ちもない(原文のまま)」を唄う。沢田幸弘はこのシーンをたんなる挿入ショットではなく、かなり重たい思い入れをした長いシーンとして撮り、(なにしろ一番から四番までちゃんと歌うのだ)、そこに死を覚悟したちんぴらたちのやり場のない心情をパセティックの描き出している。

 

 駄菓子菓子

 そのブロガーさんは「この阿久悠+北原ミレイの代表曲を、私の記憶の中に強く刷り込んだのは、藤田敏八監督の『八月の濡れた砂』。原田芳雄さんが演じる神父のいる教会内での演奏です。この映画のヒロインともいうべき隅田和世さん、懐かしいです。」

 拙者も何回も観ているので、この曲がオルガンで演奏されたは印象的でした。

 「日活アクションの華麗な世界」では、隅田和世さんが演じた「和子は自殺してしまう」との一文で記録されていました。

 同世代の若者を死に追い込んだ重いエピソードだったので、バランスをとったのでしょうか、少し笑えるようなシーンとして、撮られていました。

 

 そして、最初の3回くらいまで、原田芳雄さんが出ているシーンがわからなかった(笑)

映画「若者たち」での原田芳雄さん登場シーン、観客が笑ったので、すぐにわかったのですが、、、

 

ところで、直近のFNS歌謡祭、アニキが出演しなかったのが残念。