大阪にはたこ焼き屋さんが多い。自宅の前で店をかまえたりなど、あちこちにあって、安くて手軽でほどほど美味しい。最近では、都市部でたこ焼き専門店がでてきて、味のクォリティはいいが、6個三百円以上はする。
日本こなもん協会会長、タコヤキストの熊谷真菜さんが2003年に出版した奇書「大阪たこ焼き33カ所めぐり」から、既に10年もたっていて、安くて手軽でほどほど美味しいたこ焼き屋さんは、もはや大阪の絶滅危惧種のような存在である。
そういった状況なか、近くのディスカウントスーパーのディオ(地域によってはラムー)にたこ焼きコーナーがあって、値段が6個百円である。
味のクォリティは、ほどほど美味しいが、特筆すべきはその価格。
庶民のたこ焼き屋さんは、売れている時はいいが、お客さんがこないときは大変。店頭に来たお客さんにカリトロ(外はカリッと中はトロっと)を提供できない。
ディオでは、素材は専門的に研究し、マニュアルで品質管理を行い、時給八百円程度のパートさんが恐らくマニュアルに基づきひたすら焼くので、店頭に来たお客さんにはカリトロ状態で提供できる。
お客さんが来ない時に作ったたこ焼きはスーパーの特売で、当日中に売り切る。安いし、冷めていても、家に持って帰って電子レンジで温めればいい。
6個百円は驚愕ですよぉぉぉぉぉ
個性あるたこ焼き屋さんは大変、いやぁ、まいったなぁ、、、