何かと注目のグザヴィエ・ドラン監督作品

 注意欠如多動性障害(ADHD)つまり多動性・衝動性と注意力の障害を持つ息子と母親の愛にあふれた物語。

 見ながら、何だか図式的だなあと思いつつ、何故か惹かれていく魔法のような映画。グザヴィエ・ドランの演出が冴えている。もちろん俳優もすばらしい。ドランは新世代の監督と称されるが、まさに、レオス・カラックスを初めて見たときの感じに近い。

 わくわくしながら、映画館へどうぞ。今度のドランは真っ四角だぞ。2015年4月公開。