言わずと知れたジャン=リュック・ゴダールの新作。しかも3D。「こうすれば自然になる」とか「カメラの距離を間違えると破綻する」とか技術者が気にすることなど、どこ吹く風の奔放さ。

ゴダールを観に行く時はいつも緊張する。自分が試されている気がする。でも監督たちのオムニバス映画「アリア」の時のゴダールは最悪だったな、なんて思いながら、上映前からワクワクするのだ。そうか、人よりは「犬なら」なんだね。生み出すことより、ゼロへ向かうんだね。とか漠然と感じながら、刺激を受けている自分がいる。だって、ゴダールなんだもん。目にはきついぞ!体調を整えて!2015年1月公開。