『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』、観てきた。 | 気が向いたときだけの大阪日記

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タイトルのまんま、気が向いたときだけの不定期大阪日記です(笑)

 

▲前売り特典のポストカード...がっ、封切りまでにスケジュール調整つかず買い逃した汗

 

 

 

巨匠チャン・イーモウ監督作品である。

 

しかし内容地味な中国作品のせいか、わずか3週間(明日)で打ち切りあせる ま、チャン・イーモウ監督とはいえ内容はミニ・シアター向きで、ステーションシティシネマで上映されること自体びっくり。最初、上映館は第七芸術劇場か、せいぜいテアトル梅田だと思っていた(笑)

 

とは言うものの、午前8:20上映開始(仕事の時より早い(^^;))のわりにはたくさん(7~8人)入っていた。

 

ストーリーはこんな感じ。

 

強制労働所送りになった男が、本編映画の前に上映されるニュース映画に自分の娘が1秒間だけ映っているという手紙を知り合いからもらい、労働所を脱走しその映画が上映される村へ向かう。いろいろあって目出度くニュース映画に娘の姿を発見して...と、すでにこの時点でネタバレしているが、あとはゴニョゴニョ(爆)

 

設定は文化大革命の真っただ中であり、かつて昭和の日本人が中国と聞いて想像するまんまの映像で、映画は出来上がっている。個人的初中国の96年でも、その雰囲気は若干残っていた。

 

そして驚くのが、主演の強制労働所を脱走した男とフィルムを盗む孤児の娘に役名がないのだ。ようはそんなものはどーでもいいというのが、この作品でのチャン・イーモウ監督の考えなのか。たしかに、途中で「あれっ、ところで名前は?」と気が付くくらい役名が気にならない仕上がりになっている。

 

昨今「こんなんテレビかDVDでええやん」的な映画が多い中、役名無し、文化大革命時代の設定の映像、そして少ない主要登場人物とセリフという具合に、じっくり観る劇場映画ならではの強烈な印象が残る作品だった。