日本人の大半(推定8割以上)が勘違いしているであろう平均寿命の話である。
結論から言うと平均寿命というのは「いま生きている人が平均して何歳まで生きられるか」ではなく、「その年に生まれた赤ちゃんが何歳まで生きるか」の数値(もちろん推定・予測)なのである。そこを世の多くの人は「平均寿命=平均死亡年齢」と勘違いしている。
とかエラそなことを言いながら私めも5年ほど前に初めて知った
ほんならおれ・わたしは何歳まで生きられる予定やねんというのは平均余命で分かる。平均余命は「平均的な余命」(そのまんまやんけ(笑))であり、各年齢(年代?)で数値が発表されているのでそれを自分の年齢に足せば知ることができる。
この「平均余命」という言葉自体は小学校の頃に聞いて知っていたが、当時は「ふぅ~ん」と聞き流し中身は全く理解できていなかった(←ここでもアホガキぶりを存分に発揮)
平成30年のデータは見つからなかったのでとりあえず平成28年版がこれ(役所はpdf好きで困る)。平成28年当時40歳の女性は87歳まで、同じく50歳の男性は82歳まで生きられそ、という具合に見る。というわけで新生児の場合は「平均寿命=平均余命」となる。
ただ、ここで大事なのは今の社会環境が続くという前提なので、突如世界大戦が起きたり疫病が大流行したりすると数値は下がる。逆に医療が進歩した場合は数値が上昇する可能性もある。たとえば、上記のLink先の表2で昭和45年の平均寿命が69歳(男)となっているのに、表1で昭和46年生まれ(ちょうど昭和45年生まれの年齢がないので)の年齢45歳に平均余命37.20をプラスすると82歳になる。つまり昭和45年~平成28年の間に13歳分も医療技術の進歩その他の要因で平均死亡推定年齢が上がっているのである。
ちなみに上記の表によるとあと30年近くは生きなきゃならないので、いろいろ大変ですわ(爆)
▼ま、100歳はかなり例外だと思うけど。
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