初めて生で聴いたクラシック・コンサートは朝比奈隆と大フィルのブルックナーだった。今考えるとなんとも畏れ多いことであるあせる  しかも買ったチケットではなく、ラジオ番組「大フィル・サンデーコンサート」(ABC)のご招待チケットとな汗

 

そして人生2度目のコンサートは同じく朝比奈隆と大フィルの第九だった。ちなみにこちらはちゃんとお小遣いでチケットお買い上げにかー いまは12月ひと月で2~3回くらいだが、当時の大フィル(他のオケも??)は12月の最終週はほぽ毎日「第九シンフォニーの夕べ」だった(笑) という感じなので、関西以外のクラシック・ファンはあまり知らないだろうが、日本で一番第九を演奏しているのは大フィルというのが定説である。

 

このCDの第九も暮れも押し迫る12月29日(2000年)の公演のライブ録音、会場は旧フェスティバル・ホールである。

 

個人的感覚では第1楽章~2楽章あたりまではちょっと乗り切れていないというか、いまいちエンジンがかかっていないような気がせんでもない。オケのアンサンブルも「やっぱし地方のオケやなぁ」というレベルがたま~に聴こえる。

 

ところが3楽章に入ると俄然目を覚ましたかのごとく弦の鳴りはすばらしく、ライブということもありけっして録音状態もよくないもののオケ全体が渾然とした一体感を見せはじめる。

 

そして終楽章に入るとますます調子が上がってくる。Cbから始まる「歓喜の主題」の部分は早めのテンポでグイグイ進む。そしてソリストは伊原直子・福井敬・多田羅廸夫など、「よく大阪まで来てくれたよなぁ」と思うようなN響の第九並の豪華な顔ぶれである冷や汗  そのあと大阪フィルハーモニー合唱団も編成デカいのか、声出てますわスマイル

 

全体に予想していたほど朝比奈隆臭というのは聴こえないが、全国的知名度の指揮者になった最晩年の朝比奈隆と大フィルの渾身の第九(とくに終楽章)はいいぞ~(爆)