エンドレス | Love&Sick~不倫生活

エンドレス

あらためて自分がどういう存在で、どう生きてきたかを知る。

知るたびに発見らしい発見はない。

ただ、それほどまでに人生の大部分に影響を与えられたかを知る。

 

自己評価の低さ。

尋常ではない自己承認欲求、破壊願望、自傷願望、希死願望。

 

文字に起こすと恐ろしいが、全ては自分の中で起きていること。

それらが起きていることは知っているが、それを無視し続けるかまた逃避行動へ移る。

 

結果は報いのように毎日静かに訪れる。

 

若い時は逃避行動が広がり、体力に任せてセックスに没入した。

モラルや社会規範、そんなことはどうでも良かった。

彼氏がいるとか彼女がいるとか、そのなことは背徳感のエッセンスにすぎない。

 

その結果がこの醜態だ。

 

数十年傷つくことに慣れている、というより13歳の時に心は破壊されている。

破滅的な行動や思想はそこからきていることは明らかだ。

 

だが、もう止められない。

根本が腐っているからどうにもならない。

 

救いとは何かをずっと問うている。

 

神か仏か、医者か牧師か、肉親か兄弟か、妻か愛人か、子供たちか。

 

静かな朝に訪れる朝陽やほんの朝のひとときに打ち寄せる波に自分が生きていることを感じる。

穏やかで透明な海に手を繋いで飛び込んだなら、そこに生きている自分を見出す。

 

善も悪もない。救いでもない。

自分が生きているというだけ。

 

だが、僕には心や身体を社会の規範の中に繋ぎ止めておく理由と機能が働いていない。

 

結果が悲惨であったとしても、それをむしろ望んでいる。

惨めな自分こそ本当の自分だ。価値はないのだ。

 

ただ、罪を犯して自由を剥奪されることは望まない。

静かに見捨てられてやがて一人きりになる尊い時間の価値を知っている。

 

まだ時間はあるのか。

もう時間はないのか。

 

どうにもならない心配をしても始まらない。

僕はきっと病んでいるのだろう。

 

だが、医者にかかることは望まない。

病名が付いても誰かに愛されることはない。

誰かに感謝したり愛したりすることもない。

 

ただ静かに穏やかに誰かのために生きたいと望むけれど。

誰も僕を必要としないだろう。

 

ひどく落ち込む。

死ぬまで続く。