心象百景 | Love&Sick~不倫生活

心象百景

季節は巡って、春の匂いもまだ遠く感じるこの頃。
不安と闘いながら生きる毎日が続く。
それでも自分自身の心象風景は毎日面白いように変化をとげる。

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「こうなるといい」とイメージした時点でそのことはもう叶っているという。
善し悪しは全て自分が創り出す現実なのだという。

長い間に生きてきた習慣で「こうしなければいけない」、「生きるために備えなければならない」、「転ばぬ先の杖」などなど、将来を不安視した動機付けで行動することが何と多いことか。

しかし心象とは内なる感情が描き出す幻影に過ぎない。
違う角度からみればそれはそこにただ「あるだけ」なのだ。

不安から創りだされる心象はエゴイズムそのもの。
内なる自分に堂々巡りを繰り返すのみ。
だから、不安が支配する心象は現実は同じことの繰り返しになる。


自分がどう生きたいのかを確かめる作業を忘れると不安は際限なく広がっていく。
不安を解消するための現実逃避が何であるかを不倫で学んだはず。

そして、現実を認めないことで起きる不幸の数々よ。
それとて、自分自身が創り出した世界。

自分自身でネガティブもポジティブも内包していることを認めてみる。
湧き上がるすざましい抵抗感と嫌悪感。
生きてきたことすらも否定しかねないネガティブな感情の数々。

自己嫌悪、自己否定、欺瞞に満ちた感情、そしてどこかくるのか被害者意識。

そんな時は不安を直視してそれを認める。…深呼吸する。
そこから不安は期待へとつながり、その先にある自分のリクエストを受け取る準備に入る。

つまり、長く望んだ心象が現実として顕れている。
神は祝福し、僕が喜ぶ感情を共に栄える明日へとつなげていく。

僕は一人ではない。

未来への希望を止めることはできない。
心から楽しむのはこれからだ。

覚書2/6