司法修習生の就活に関して、以前の記事の続きです。
司法修習生の就活のプロセスは、履歴書で一次選考→通過者のみ面接(1回〜2回程度)、という流れになるのが一般的だと思います。
面接の回数や方式は事務所によっても異なりますが、面接が全くないという事務所はおそらくないでしょう。
今回は面接について感じたことを書きたいと思います。
面接について言いたいことは1つ。
「事前準備をするべき」ということです。
面接では何を聞かれるかわかりません。
ですが、聞かれることをかなりの部分予想することはできます。
しかも予想するのは簡単です。
司法試験でどんな問題が出るかを予想するより数百倍簡単に予想できます。
どうやって、予想するかというと、
市販の就活本を買って読んでみてもいいし、ネットで検索してもいいし、すでに内定を持っている同期から情報収集してもいいと思います。
・その事務所を志望する理由
・法曹を目指した理由
・自己PR
・興味のある分野
・あなたの長所、短所
・今後のキャリアプラン
・学生時代にしていたこと(部活やバイトなど)
・趣味
・他の事務所も受験しているのか、裁判官や検察官を志望していないか
・逆に事務所に対して何か聞きたいことはあるか
などなど、まずはオーソドックスな質問を想定しておきましょう。
調べれば20や30個程度の質問は簡単に想定できるはずです。
あとは、想定した質問に対して回答を作って、練習するだけです。
「質問されてから、その場で考えて答えよう」なんてことはやめておいた方が無難です。
沈黙の時間は地獄です。
「私の長所は、、、えーと、んーと、、、」なんてことになったら冷や汗もんですよね。
想定していなかったのでテキトーに自分の長所を答えたところ、その次に「ではその長所が活かせたエピソードは何かありますか?」なんて質問をされたら最悪です。。
おそらく答えに詰まるはずです。
面接する側としても、最低限のことは用意してきてくれることを望んでいます。
志望理由なんかは最初の方にほぼ確実に聞きますので、回答はきちんと用意しといてほしいわけです。
たとえば、「貴事務所を志望した理由は2点あります。1点目は、〜」みたいな感じで答えられれば滑り出しは上々ではないでしょうか。
基本的な質問に対して、スムーズに答えることができていればきちんと面接の準備をしていることも伝わり好印象だと思います。
回答の内容も当然大事ですが、準備した上で質問にきちんと答えられていることや答え方もとても重要な気がします。
もちろん、想定していない質問をされることもあるはずです。
そんな時はその場で瞬時に考えるしかないですが、多少詰まっても大丈夫です。
ポイントは「問いに答える」ことだと思います。
質問とズレた回答にならないようにしたいところです。
ここは重要です。
面接では「賢そう」に見せられたらプラスになるし、最低でも「アホそう」に見られなければそれ以外でフィーリングが合えば合格するかもしれません。
問いとズレたことさえ答えなければ、守り切ることはできるはずです。
と、偉そうにあれこれ書きましたが、できる限りの準備をした上で、面接に臨むことを是非実践してみてもらえればと思います
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