セカンドオピニオンとして当事務所にお越しいただく方もおられます。
セカンドオピニオンで相談に来られた方から
「以前相談に行った事務所で、離婚問題の依頼をした場合の費用を聞いたら、着手金が100万円以上かかると言われまして、そんなにかかるのでしょうか・・・」
という話を、ここ最近だけで2度ほど聞きました。
ということで、今回は弁護士費用のお話をしてみたいと思います。
ちなみに、着手金というのは、ご依頼を受ける際に弁護士に支払っていただくお金で、文字通り、事件に「着手」する前提となるお金です。
では、離婚事件の着手金の相場はどのくらいかというと、
あくまで私個人の感覚ですが、、、
30万円〜50万円
くらいにしている事務所が多いのではないかと思います。
ですから、冒頭のような話を聞くと、個人的には
離婚の着手金で100万円以上かー
と驚いたわけです。
もちろん事案の複雑さ等によって金額は変わることがあるので、一概には高いとか安いとか言えませんし、
「離婚問題」と一口に言っても、複数の法的手続をとる必要のあるケースもあり、そのような場合は法的手続ごとに費用がかかることもあります。
ですから結果的に高額な着手金になってしまうこともあります。
ちなみに、弁護士費用は平成16年に自由化されていまして、各事務所が自由に金額設定することができます。
そのため、着手金を0円にしたっていいわけです（現に、交通事故案件などでは着手金0円を謳っている事務所もあります）。
反対に、その事務所の報酬基準に基づくと、100万円以上の着手金になるという離婚案件も出てくるんでしょうね。
また、着手金は安めに設定して、裁判所に出頭する都度、日当を取るという事務所もあります。
このように、弁護士費用にはだいたいの相場があるものの、事務所によって結構差があることもあります。
相談料一つとっても事務所によって費用体系が違うこともありますよね。
費用の安さだけでどの弁護士に依頼するかを決めることはおすすめしませんが、
どのくらいの費用がかかるのかは非常に重要なポイントだと思います。
依頼を検討しておられる場合は、弁護士費用についてきちんと説明を聞き、気になることがあれば遠慮なく弁護士に質問していただければと思います
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