高津宮の鳥居の道向かいの報恩院は、真言宗醍醐派 山号は高津山です。
札所は近畿三十六不動尊第五番札所・おおさか十三仏第十一番札所・摂津國ハ十ハヶ所第二十一番札所。
平成三十年におおさか十三仏巡りで1度、お参りしています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210305/22/osaka-no-ossan-no-blog/02/72/j/o1080072014905993587.jpg?caw=800)
縁起
寺伝によれば、江戸時代の初期(約三百年前)名僧良遍上人が、大阪の東部上町台地の佳き地をえらばれ、現世利益の不動明王信仰の世相にあった北向不動尊を建立なさったとあります。
不動尊と同時期に植えられたという樟は戦前、うっそうと繁茂していたものです。
また「相生の樟」として有名でした。
商人の町、大阪に商売繁盛と家内安全の諸願成就のご利益にすがろうとする人々の香煙が絶え間なかったといわれています。
明治初期の廃仏毀釈の影響で無住に近い荒れ寺にすたれましたが、先師当院第十二世孝教和上が明治大正と復興の偉業をなしとげられました。
しかし、太平洋戦争の大阪大空襲で北向不動尊のみ残して全堂焼失しました。
この大きな苦難にもめげす、住職信者一丸となり被災数日後から焼跡整理にとりかかり、不撓不屈の精神と努力により再興がなされました。
御本堂
摂津國八十八ヶ所第ニ十一番
中央に本尊の不動明王、右に弘法大師、左に鎮宅霊符尊
🙏
この時は札所全部の御朱印いただきました、
報恩院の次に向かったのは、摂津國八十八ヶ所第十七番の正祐寺です。
報恩院から歩いて15分ぐらいです。