あかん河内の葛井寺  | imachanのお参り

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平成30年の初詣に藤森神社の御朱印を頂いてから御朱印収集にハマってます。お参りした神社仏閣と御朱印を紹介します。

葛井寺には「あかん河内の葛井寺」という別名がつけられています。
これは永長元年(1096)、明日香の軽里の住人・藤井安基が伽藍修復に尽力したことから伝えられた言葉です。
藤井安基という人物は、現在の奈良から河内あたりを暴れまわる乱暴者で誰からも嫌われ、追われるように葛井寺に逃げ込んだ折り、ご本尊の観世音菩薩と金縛りにあい、食べることも飲むこともできず力尽きて地獄に落ちた。

地獄で今までの悪行を反省していると、ご本尊の観音さまが現れ「今後は世のため、人のために尽力せよ」とのお言葉とともに、境内の本堂横の井戸の前に蘇生させられた。
安基が井戸の水を口に含むと、体に力がみなぎり以来、葛井寺の興隆に力を尽くしたと言われる。
この藤井安基のような、どうしょうもない人物が改心できたお寺、まさしく大阪弁でいう「あかん奴」の「あかん時」に助けてくださるお寺、どこに行っても、誰に相談してもダメな時、最後に願いを聞いてくださる河内の葛井寺へ参ろうという意味で「あかん河内の葛井寺」という言葉が伝わったとされる。

「護摩堂」
本尊不動明王を中心に千手観音と役の行者を左右に安置しています。


「大師堂」




「修行大師」




「専心龍乗観世音菩薩」


海に山に川に三千年の修行を欣んだ龍は龍神と上り観世音菩薩は、この龍神を従え地上に現れあらゆる人たちのそばに少しでも早く行き援助しようと願望をたてられました。


今、天空から舞い降りられた専心龍乗観世音菩薩に邪心なく一心に祈れば願いは必ず叶うといわれています。
私達の姿を観てあらゆる物事にも見通しができ且つ素早く手を差し伸べようとされている偉大な観音さまです。


「出世地蔵尊」


「旗掛の松(三鈷の松)」
楠木正成と息子の正行(まさつら)正時、正儀は葛井寺の境内に陣を敷き細川顕軍に勝利した。これよりこの松からは三人の息子にちなみ三葉の松ができるようになり不思議な力が授かるとされている。


「西国三十三ヶ所お砂踏み」


「役行者」


「弁財天」


「阿弥陀二十五菩薩堂」の特別拝観
スタジオジブリの「かぐや姫」の最後のシーンには西方の国から阿弥陀如来と二十五菩薩のオーケストラが音楽を奏でながら「姫」をお迎えに来られました。
製作年代不詳ながら、このように立派にそろっている仏像は珍しいそうです。


中央に阿弥陀如来
右側は勢至菩薩、左側は観世音菩薩


二十五菩薩像






地蔵菩薩


阿弥陀如来さまのアップ


この日も絵写経やってましたが、次に長谷寺へ行くつもりでしたので5月5日に再び、千手観音特別開扉と絵写経にやってきました。
絵写経の写メ撮るのを忘れましたがその日に頂いた御朱印です。
日本最古の千手観音の御朱印「蓮華王」


5月5日は白い藤棚の近くは甘い香りがして


クマバチが飛んでました。


また絵写経しに葛井寺に伺いたいと思っています。