看取る | キャバリア 心臓病ベリーの日記

キャバリア 心臓病ベリーの日記

うちの子キャバリアのベリー。
僧帽弁閉鎖不全になり食事管理、闘病記録。
人間以上に我が子として可愛がりました。
ベリーが幸せな一生を送れますように。
8歳5ヶ月弱の短い生涯でした。
とても大切な子で忘れたくなく
記憶がある間にブログにして残そう思っています。

どうしても死ぬ直前のベリーの顔が浮かんでしまい、
いまだに涙が出てしまいます。少しずつ楽にはなってきましたが・・・

愛犬を看取るのは2回目ですが、これまで得たことが無いほど苦痛でした。
酸素室で、より苦しくなり下の口をパクパクしだしたのは亡くなる2時間前。
下の歯は通常見せることはないのですが、下唇が下がり下の小さい歯が見えていました。
これが今でもお風呂とかゆっくり浸かっていると、トラウマとなり涙が出ます。

仮眠中の嫁さんを起し、どうもベリーの様子があぶなそうだから・・・
もう駄目かもしれないから起きて。と良いながらなぜなのか、駄目だとは思って
いませんでした。
酸素室といっても、うちは大きめで、入り口は明けたり閉めたり自由に出入りできるよう、
ビニールシートで隙間だらけです。フゥフゥが激しいので酸素のレベルを90%以上にあげて、
口元に当たるようチューブを持って行きますが効果もなく、嫌がって酸素室を出て、
台所の寒い狭いところに移動するもんだから、ヒーターと酸素の機械を持って
追いかけていったり。
言うことを聞く余力は無かったんでしょうね。しかたなく
一人にすると「ワン」と「ニャン」とが混ざったような声で呼びます。
結局酸素室ごしに見守るしかありませんでした。
亡くなる寸前は、自分でも何も感じなかったのですが、
「ベリー出ておいで」という声でいつもは言うこと聞かないのに、ヨロヨロ
酸素室が出て来て2mほどのところで反転し、そこでよろめき、
自分の布団の上で、二人に抱えられ横に倒れました。
24時間起きているので、睡眠が限界かと思いましたが、静かで鼓動が止まっていました。
聴診器で音を聞いても無音でした。
1分ほど泣き崩れベリーにありがとうとがんばったねという言葉をかけ、
ご苦労だったね、やっとゆっくり眠れるね・・・と思ったら、
あまりに呼びかけすぎたのか、息を吹き返したのが衝撃でした。
一体、なんの罰なのか・・・もともと神を信じませんが、とても憎く思いました。
もう良いよ~><、眠って良いよ~><
紫掛かった舌はカメレオンのように一瞬ピンクになり、その後数秒でまた紫に
舌を少し出してそのまま逝ってしまいました。
一瞬の出来事でとっさに人工呼吸と心臓マッサージをしてしまいましたが、
すぐに止めました。これ以上の延命は苦痛にしかならないと気がついて。

死ぬと全身の筋肉がゆるみ、うんちとおしっこが出てしまいます。
3時間ぶりのベリーのおしっこはとても少なく、うんちは亡くなる数時間前に
死期がわかっていたのか、食べてもいないのに2回も出していましたから、
うんちは出ませんでした。前のマルチーズのときはとても汚れてしまいましたが・・・
ベリーは5ヶ月お風呂に入れていなかったんで、最後洗ってあげても良かったのですが、
お風呂はあまり好きじゃない子だったし、昔は耳が汚れて臭くなってたのですが、
その臭いも無く、家で干している柔軟剤のいいにおいがします。
濡れたタオルで少しだけ拭いてというか、拭くそぶりくらいの程度で、意味が
感じられずやめました。
一晩ここに置いておくか一瞬迷いましたが、すぐ火葬する段取りを取りました。