こんにちは!
大阪ひざ関節症クリニックの専属トレーナーです!
今日は膝のお皿について話していこうと思います。
膝のお皿とは正式には膝蓋骨といい、
膝関節の前面にある浮いている骨のことです。
前ももの筋肉である大腿四頭筋の牽引力を脛骨に及ぼすための滑車の役割を果たしています。
簡単に言うと、
膝をスムーズに曲げ伸ばしをするためのものだと思ってください。
膝蓋骨の周りには
靭帯、筋肉、脂肪体、滑膜、滑液包など
たくさんの軟部組織が存在します。
膝蓋骨が動くときに自由自在に形を変えながら、
膝蓋骨が脱臼しないよう安定させたり、
膝の中にかかる圧力を調整したりします。
膝に痛みがあると動かさない方が楽なので、
無意識のうちにも曲げ伸ばしをしなくなり、
自然と膝蓋骨周りの組織も固まっていきます。
そうなると曲げ伸ばしができなくなり、
最悪の場合曲がった状態で固まってしまい、
より膝への負担も増えてしまうという訳です。
そうなる前に意識的に
膝蓋骨を動かしておくようにしていきましょう。
非常に簡単で単純なことです。やってみましょう。
既に固まってしまったひとにも効果的です。
脚は完全に脱力状態で、手の力だけで曲げていきます。
ある程度曲げたら押して伸ばしましょう。
2-3分繰り返します。朝昼晩とやれたらOKです。
やりにくければ、
椅子に浅く座った状態でも構いません。
膝蓋骨が動くようになれば自然と曲げやすくもなると思います。
もしやってて痛みがでたりしたら中止しましょう。
次回直接膝蓋骨をマッサージする方法を書こうと思います。