こんにちは!

大阪ひざ関節症クリニックの専属トレーナーです!

 

 

皆さんの膝は伸びきっていますか?

 

 

膝が伸びきらないと、

膝の中の組織、周りの筋肉、

いろんなところにたくさんの弊害が生じます。

 

伸びきっているかどうかの判断は、

床で膝を伸ばして、

完全に脱力した状態で、

膝の裏と床の隙間が、

指一本分かどうかです。

掌がはいってしまうと、伸びきっていないと言えます。

逆にぴったりついちゃっている人は、

伸びすぎているといえるので、また別の弊害が生じます。

 

 

ひとまず今回は伸びきっていない方にフォーカスしていきます。

 

 

伸びきらないとどうなるか、

それはずばり、

膝にとって一番大切な筋肉である

大腿四頭筋がうまく使えなくなります。

 

太ももの前側の筋肉で、

人間の筋肉のなかで最も大きいとされています。

ここがちゃんと機能すれば、

膝にかかる圧力を吸収し、

膝を守ってくれます。

 

大腿四頭筋は膝が伸びきった時に一番力を発揮します。

伸ばし切れていないということは、

大腿四頭筋を100%使えていないということです。

使わないと筋肉はしぼんで弱り、

関節を守ることが出来なくなります。

 

結果的に半月板が損傷したり、

軟骨が擦り減っていくことを助長し、

最悪の場合は骨に炎症が起きたりします。

 

他にも伸ばしきれないことで、

膝裏の筋肉が硬くなったり、

筋肉と他の組織がくっついたりして、

筋肉の動きが制限され、

筋肉の付着部などに過度な負担がかかり、

最悪の場合、筋肉にも炎症が起きたりします。

 

伸びきらないことは想像以上に危険なのです。

 

裏を返せば、伸びきるだけでめちゃくちゃ楽になる人もいます。

試しにトライしてみてはいかがでしょうか。

 

その伸ばす方法はこちら。

 

特別な技術は何もいりません。

本当にただ伸ばすだけですから。

椅子に浅く腰掛け、片膝伸ばして脱力します。

膝に手を当てて、

少し痛いと思うぐらいまで、

膝にじんわりと体重をかけましょう。

そのまま1分キープ。これを朝昼晩とやります。

脱力すると足が外に向いてしまう人は、

手で内に入れて、まっすぐな状態で伸ばすようにしてください。

 

伸びるようになってくると、

固まっていた筋肉が伸ばされ、

膝裏などに痛みが出ることがあります。

 

ほとんどの場合すぐに落ち着くので心配ありません。

もし痛みが引かなければ、痛みが出た場所を

氷嚢などで20分ほど冷やすことをおすすめします。

 

繰り返し伸ばして、

膝への負担を少なくしていきましょう!