こんにちは!

大阪ひざ関節症クリニックの専属トレーナーです!

 

前回vol15では歩くときに必要な筋肉をお伝えしましたが、いかがでしたか?

 

お尻と内側ともも裏の筋肉を鍛えて、

安定感のある歩行をめざしましょう!

 

次は実際にあるいていきましょう。

 

人間は普通、前に向かって歩いていくので、

どうしても前傾姿勢になりがちです。

 

これがより顕著になってきたらこうなります。

自分は大丈夫と思っていても、

いつの間にかこうなっているかもしれません。

 

自分を客観視して姿勢や歩き方を理解するのは

簡単なようで意外と難しいんですよね。

 

この歩き方では脚全体の筋肉を

バランスよく使うことが出来ません。

 

具体的にはお尻の筋肉や内ももの筋肉が弱っていきます。

骨盤の後傾や股関節の外転外旋が原因なんですが、

その説明は過去にしたと思うのでここでは省きます。

 

筋肉のバランスが悪くなると

関節への圧力を上手く分散できなくなり、

内側などに圧力が集中し、

半月板が損傷したり、軟骨がすりへったりします。

 

関節への負担が少ない歩き方をマスターしていきましょう。

その方法がこちら。

前向かって歩くのではなく、

脚を上げた分下ろす。上げた分下ろす。

と、繰り返してください。

勝手に身体が前に進んでいきます。

かかとから接地するのを意識して、

常に重心はかかと側。

脚全体の力を抜いて、

ゆるーく前進していきましょう。

 

より自然な動作だとこんな感じ。

 

大げさにやると、こんな感じ。

行進のイメージですね。

 

急に歩き方を変えろといわれても、

なかなか難しいと思います。

それもそのはず、ひとそれぞれ生まれてこの方

慣れ親しんだ歩き方があるのですから当然です。

 

2,3年かけて習得していく心持で、

少しずつマスターしていきましょう。

 

千里の道も一歩より。