歯痛:根尖病変(根尖性歯周炎)による激痛 | 大阪の弁護士 重次直樹のブログ

歯痛:根尖病変(根尖性歯周炎)による激痛

医療調査や,難航した訴訟の和解成立(+見込み)が数件重なり,土日に朝方まで仕事をするなど,ついつい無理をしてしまい,先週水曜日,急な歯の激痛に見舞われました。朝食は,固いフランスパンが噛めたのに,昼食は柔らかいご飯も,右側は激痛が走り,噛めません。

 

直ぐに近くの歯科に行ったところ,虫歯ではなく,根尖性歯周炎(根尖病変)という,歯の根の一番奥(顎の骨の中)で細菌が暴れている,一番痛くて治療も難しい歯周炎と分かりました。

 

(患部レントゲン,黒い低信号が炎症部位)

 

発症した歯(右下小臼歯)は,以前の治療で歯髄を抜いており(→炎症を起こしやすく,気付きにくい),詰め物も取れていましたが,忙しさにかまけて,治療していませんでした。以前に通院していた心斎橋の歯科(※)は遠く,近くで良い歯科医院が分からず(一か所行きましたが,余り良い印象がなく),そのままにしていました。

 

※インプラント中心の歯科。ここでの抜髄治療(及びホワイトニング等)が長期的に悪かったと見られます。紹介者である母も,高齢者には不向きな高額インプラントを入れたものの,安定せず,抜き,その後の状態に苦労しました(マヌカハニーの殺菌作用で漸く腫れが引いた)。抜歯・抜髄をなるべく回避する歯科医にかかるべきだと思います。

 

根尖性歯周炎については,歯科のサイトを見ても,「体調の良い時は平気なのですが,疲れた時,体力が落ちた時に,急に痛みが生じることがあります」と書かれています(たとえば,☞ こちら)。

 

水曜の治療後も激痛が続き,木曜は休診,金曜も始まる時刻が遅く,朝早く始まる他院で再治療しました。その後も収まらず,本日の治療(別の先生)後,一挙に激痛が引きました。(結局,夜中に激痛が再発しました)

 

根尖病変の痛みは,虫歯の痛みより強く,親不知が出てきた時や抜いた時以上の激痛で,歯を削られている時のような痛みが夜中に生じて,頓服を3錠飲んでも効かず,救急車や深夜治療の歯科も考えました。しかし,本日の治療後,嘘のように,痛みが緩和しました。

 

ここ5日(水曜昼~月曜午前),激痛と治療で,疲れてしまい,特に木曜日の夕刻以降,仕事がほとんど出来なくなりましたが,頭は休めたかもしれません。

 

先週までは,痛みが引いたと思って仕事をすると,痛みが強くなり,疲れ・抵抗力が影響する部位・症状だと思いました。

 

【追記】

結局,痛みが引いた投稿日の夜に強い痛みが出て,翌朝一番で,「歯内療法」の専門医のいる病院に転院しました。長くかかりそうですし,自由診療で根尖性歯周炎の治療(根管治療,歯内療法,エンド治療)をキチンと行うと,10万円前後かかるようですが,難しい治療ですし,再発も困りますので,高くても,専門医にかかることにしました。

 

 

 

【教訓】

・無理をすれば,身体のどこかに歪みが出る

・根尖性歯周炎の痛みは,かなり強い

(進行した場合,人が耐えられる痛みの中で2番目に痛い説(1番は狭心症,出産より痛い)→東洋経済ONLINE

・歯の治療は早めにする

・ポカリやパイロゲンでの夜中の水分補給は,歯に悪い。酢の飲料は歯に悪い(酸で溶ける)。

・根尖性歯周炎の治療は難易度が高く,歯科医院や医師により,痛みの引きが,かなり違う

・根尖性歯周炎の治療は,専門医の自由診療で10万円程度はかかる

 

【備忘・時系列】

・17(水) 昼食時に激痛,3時半に歯科。麻酔で話しづらい。麻酔切れると強い痛み

・18(木) 休診日。痛み強い。4時過ぎに一旦仕事を打ち切り。頓服薬を使い切る。

・19(金) 朝一で他院(開始時刻が早いところ)で治療。仕事は終日休み

・20(土) 頓服薬が切れて歯科へ(昨日の4.5倍もらう)。終日安静。

・21(日) 休診日。終日安静にするも,夜中に激痛

・22(月) 痛みが強く,朝一で歯科へ。治療後,急回復して仕事復帰。夜に痛み,夜中激痛

・23(火) 歯内療法の専門医の歯科へ。安静(仕事は最低限)

・24(水) 安静(仕事は最低限)

・25(木) 出勤(医師来訪・顧問契約),17時頃より痛み,19時前,痛み強く,一時帰宅。軽く食べ頓服を飲んで復帰,22時頃まで仕事(久しぶりの長時間労働)。

・27(金) 出勤。出廷(和解成立)。月末諸処理終え,18時前に帰宅(明日朝治療予定)

・28(土) 朝一で治療。根尖まで進まず,一旦ふたをして様子見。安静。

・29(日) 安静

・30(月) 痛み止め服用なく過ごせるも,腫れが進む。