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(今日のBGM:音量注意)

 

 

 

(本文)

 

 

職種や職場環境によっては外国語会話のスキルを求めれる場合があります。外国語会話に関心のある方だけどうぞ。

 

 

専門家の意見には一定の尊重をするべきです。しかしながら語学、特に外国語会話には専門家の間でも、相反する「正反対」の理論や学習法が並立しています。

 

 

これでは、いったい、なにを信用していいのか混乱します。

 

 

そこで、これは独自研究ながら持論を展開してみました。

 

 

①スニング(聞き取り)について

 

一般的に「自分が正確に発音できない音は聞き取ることができない」とされています。

 

 

しかし、それを言うなら、正確に音色を聞き分ける能力がないと、正確に発音できるわけがありません。

 

 

一体どっちの理論が正しいのかはケースバイケースのようです。

 

 

個人的見解ですが、どうやら、

 

 

ある程度、音色を聞き取れる→ある程度、発音をマネできる→さらに正確に聞き取れるようになる

 

 

という、スパイラルの中でお互いが少しずつ進歩していくうように思います。

 

 

実際、人間は生まれてから母国語の発音の全てを正確にマスターするには7歳ぐらいになるでしょう。

 

 

なお、赤ちゃん(生後9ヶ月頃まで)はすべての言語の音色を聞き取れるとされています。そして、成長するとともに母国語以外の発音は聞き取れなくなるそうです。

 

 

(参考)

 

 

しかし、大人になってからでも「母国語に存在しない音色の」発音練習をして、その音色を発音できるようになることで、”再び”聞き取れるようになることがあるとされています。

 

 

 

②外国語を翻訳して理解するか、直接理解できるか?

 

 

一説には、できるだけ母国語に翻訳しないで、直接理解できるように脳細胞(例えば英語脳)を育成するべきという理論があります。

 

 

これはいわば、ネイティブ流でしょう。

 

 

その逆に、外国語を直接理解できるようになるのは困難なので、「最初から脳内翻訳するスキルを磨いたほうがいい」という理論もあります。

 

 

そこで、昔、本職の通訳さんから聞いた話を思い出しました。それは、最初は翻訳して理解し、完全に自分のものになった単語に関しては直接理解できるようになるとのことでした。

 

 

③言葉は日常生活の中で自然に覚えるものか?

 

確かにそうでしょうが、そうとも限りません。

 

 

というのは、子供の頃に覚える1000語ぐらいまでは一応、自然に覚えるようです。

 

 

ですが、ネイティブといえども、就学以降は学校で習って覚えるケースもかなり多いのです。

 

 

特に日本語は漢字の組み合わせで、難しい言葉や同じ意味の言葉がたくさんあります。

 

 

これらは、日常生活の中ではなく、国語の授業やテレビなどで知ります。ネイティブと言えども、机上で”覚える努力して覚えていく”言葉も多いです。

 

 

④リスニング練習は自然な速さで聞き取る練習をしないといけないのか?

 

そのように速いスピードでリスニング練習をしないと、リスニング力がアップしないという説があります。

 

 

ですが、脳内翻訳して理解しているレベルの場合、意味不明のお経に過ぎません。

 

 

⑤単語の覚え方

 

中高校生が英単語を覚えるのに使われる方法の一つが、赤い下敷きで英単語の日本語の意味を読めなくするもの。

 

 

 

 

しかし、わざわざ、言葉の意味を思い出そうとして、無駄に時間を使い、ストレスを感じるぐらいなら、さっさと訳語を見て、記憶の強化をするほうが暗記効果が高いとの意見もあります。

 

 

 

以上のように、どの理論にも相反する理論があるので自分に合った学習方法を見つけることが上達の近道でしょう。

 

 

実際には、その時その時に応じて有効な学習方法を使い分けるのが好ましいかも知れません。

 

 

もちろん、学習成果は個人と学習方法との相性の問題もあることでしょう。

 

 

 

言葉の発音はスポーツの要素と音楽の要素の組み合わせです。

 

 

なので、自分の知る限りでは、日本一偏差値の高い大学を卒業した人であっても、外国語の発音に関しては、いくら練習してもほとんど上達しない人は結構、たくさんいます。

 

 

ただ、今の時代、先生の教え方も教材も、そしてハード機器(ITの普及、オンライン、スマホ、パソコン、タブレット、ICレコーダー、AB間リピート、3秒戻しなど)も随分と進歩しました。

 

 

教え方の進歩の一例を紹介すると、例えば中国語やドイツ語に存在するウムラウト音「Ü」です。

 

 

これはいくら口の形や舌の位置が正しくても、吐息の圧が弱ければ唇や舌先が振動しないので、その音になりません。

 

 

逆に多少、口の形や舌の位置が不正確でも、(ネイティブの人は)吐息の圧が強いので、振動音がちゃんと出るのです。

 

 

「息を勢いよく吐きましょう」は、25年ほど昔の中国語発音の教材は、どの本にもまったく書いていないことでした。

 

 

しかし、現代ではそのような発音メソッドが次々と発見されているのです。

 

 

なので、若い頃と比べるとコスパは劣りますが、中高年になっていても、学習を諦める必要はありません。

 

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