完全に奇形だが、そのしぐさから気持ち悪さはなく、かわいらしいカメさん。
二匹のカメが一つの体を共有していることに間違いない。
動画では「右のアタマは右半身を動かし、左のアタマは左半身を動かしている」と説明されている。
しかし、私なりにカメさんを観察してみたところそれはちょっと違うと思うので考察を述べたい。
話を分かりやすくするため、右のアタマを「ミギー」、左のアタマを「サリー」と勝手に命名する。
2:18あたりでミギーは顔を水中から上げて右腕で踏ん張って動く気がないが、右足は水を掻いている。これはサリー(泳ぐ姿勢)が右後ろ脚を動かしているのだろう。
時系列的に前後するが1:58ではその逆でミギーが前に進もうとして右腕と両足を動かしており、サリーは左腕を止めて静止しようとしているように見える。
だとすると、4本の手足のうち、ミギーが動かせないのは左腕だけ。サリーが動かせないのは右腕だけとういうことになる。
手足共に自分の頭部の側しか動かせないのであれば直進するときと、自分の首の逆側にはうまく回れないだろう。
また、どちらのアタマからでも四肢全てを動かせるならば逐一、対立してその場でもがくしかなくなるかもしれない。
ベストなのは左右のアタマともに四肢全てを動かせ、そして二匹が話し合って、片方のアタマは一切手足を動かさないようにすることだ。
だがそれは無理な話。
そう考えるとこのカメちゃんの神経配列は案外、合理的だと思う。
図式化するとこんな感じなのかもしれない。
普段は例えばミギーが手足を動かしたら、サリーはそのまま従っていることが多いのかもしれない。
だが、エサを食べる場合など、それぞれが体を動かそうとするから混乱するのだろう。
これからは、息がピッタリと合うことを願います。
#カメ#ミドリガメ######