【西暦2021年 翌日 4時30分 ラウラと夢華の兵舎】
翌日、ラウラと大樹がピクニックに行く当日になった。
いつも通り仮兵舎でラウラと夢華は寝ている。
時間は4時30分。
まだ兵員が起きる時間ではなく寝ている時間。

           ピィピィピィ カシャン

劉夢華「う~ん早く起きすぎた眠くないし・・・・、昨日録画した映画【青春!ダルメシアン・ハイスクール】でも見ようか・・・」

夢華の朝は早い。
こんな風にして言っているがいつもの事である。
だがこうして映画【青春!ダルメシアン・ハイスクール】を見るためだけに早起きをしているわけではない。
もうひとつ役目もあって早起きをしている。

夢華は青春!ダルメシアン・ハイスクールを見るべくテレビをつけてビエルタ(ブルーレイより高性能な動画再生機)を操作するが。
本来の役目を思いだし・・・・・・・

劉夢華「いけない・・・・・ラウラは・・・・・」

夢華は隣で寝ているラウラの様子を見る。
今日は朝早く起きて弁当を造らないといけないのである。
ふっと後ろを見ると・・・・・・・・・

ラウラ「Zzzzzzzzzzzzzzz」

劉夢華「弁当を作る時間になのにまだ寝てらぁ、起きろラウラ朝だぞ!ザオア ザオア ザオア!」

ラウラ「Zzzzzzzzzzzzzzz」

と起きていないので体を揺さぶりながらラウラを起こすが。
全然起きようともしない。

劉夢華「まだ寝ている、しょうがない。秘密兵器であるこれを装着させて、大音量に・・・」

                 スチャ

ラウラにヘッドフォンを装着し、突撃ラッパを最大音量で流す。
音は衝撃音と言う程の爆音でありラウラの鼓膜を破壊する。
すやすや寝ていて揺さぶっても起きないラウラであったが・・・・

ラウラ「デ・カルチャ ガドラザーン ウゴケスタ!」

                ドターン

ラウラ「デ・カルチャー・・・」

地球語が話せない程の衝撃と苦痛を味わい一気に目が覚めベットの下に落ちる。
夢華は流石にやり過ぎてしまったと反省する。
ラウラは痛そうにゆっくり体を起こす。

劉夢華「あちゃー痛そう、ザオアラウラ!」

ラウラ「酷いよ音響兵器を頭に装着させて、殺す気なの?」

劉夢華「対不起(ごめんなさい)中々起きなかったから、いたずらしました。」

ラウラは夢華に抗議し夢華はラウラに謝る。
だがこれでも二人お互い楽しんでいたようであり。
その表情は笑顔で溢れていた。
これが地球人とゼントラーディ人のスキンシップである。

ラウラ「このマイクローン・・・」

劉夢華「まぁまぁ弁当手伝ってあげるからさ、機嫌良くしてよ。ごめん。」

ラウラ「少しだけ怒っているのは継続だけど、まぁいいわよ。」

劉夢華「それはよかったわ。」

根は楽しんでいるのでラウラの怒りは遊び程度であり特に問題はない。
むしろ怒りは禁物、ここは目的の通りに料理を造るのが先決である。
料理を作らないと今日の非番のピクニックには間に合わないからだ。

劉夢華「それじゃあ料理を始めようね。ラウラ。」

ラウラ「うん!」

劉夢華「冷蔵庫には昨日私が趣味で買った銀河各地の惑星で生産された中華料理食材があるからそれを使うわ。キッチンは・・・・・・部屋にあるキッチンを使いましょう。」

                 ドシャ ドシャ

兵舎に置かれている冷蔵庫からいろいろと食材を取りだす。
結構豪華な食材の山でありどれも美味しそうな物ばかりである。
ラウラも見た事がない食材ばかりなので興味津津である。
肉もあるしいろんな調味料もあるすべて今日の弁当用。

準備ばっちし完ぺきである。

劉夢華「え~と春巻き用の材料の春巻きの皮 10枚 豚挽肉 200g大葉 10枚筍水煮 30g ねぎ1/4本 にんにく1かけ ごま油 赤味噌 大さじ1 酒 大さじ2醤油 少々 サニーレタス スイートチリソース これで終わりっと。ラウラ、料理出来る?」

ラウラ「実は機種転換学校時代の時に少しだけやってました。」

ラウラはこう見えてもいろいろと勉強する努力家であり料理を作った経験はある。
だが実際どれ程の腕前かどうか分からない。
ただ作っていたからと言っても料理が上手とは限らないからである。

劉夢華「へ~それなら話が早いわね、それじゃあ早速作ってみましょう。」

                   20分後

ラウラ「できた~♪」

見た目は普通の春巻き。
これはラウラが作った春巻きであり、他は夢華が作った。
まぁこれが限度だろうと夢華は思う。

ラウラは料理を作ると言ってもたまにであり頻繁ではない。
むしろバルキリーに乗ることにお熱だったのでしょうがない。

劉夢華「ホーやるじゃない、味は自信ある?」

ラウラ「と~ぜん、自信はあるわ。ちょっと周りを見てみるか......廊下へ出ましょう。」

と廊下に出るラウラ。
だが、これは悲劇の始まりだとは思ってもいなかった。
この春巻きで今後起きる騒動の発端になるとは・・・・

劉夢華「ラウラが作った弁当の春巻き、エビチリやシュウマイは私が作ったけど........春巻きだけはラウラなのよね。味はどんな風に.........かつて娘々でアルバイトした事がある私が味見を・・・・・・」

最初の被害者になるのは・・・・・・・・
劉夢華である・・・・・・・
死ぬほどの被害ではないが一度に受ける苦痛と言うのは死ぬより恐ろしい物である。