ライトの事件から数日後・・・・・

第3独立戦隊VF-Xダンシング・スカルはVF-X-10改のテストが終了、ダンシング・スカルは12日にケプラー11星系惑星ノヴァに向けて出港する事になった。
後にこの機体はVF-9カットラスとして、正式採用される事になりダンシング・スカルの手足として活躍するのはまた別の話である。

ラウラ達は本来の任務に復帰。
期間内までに惑星エデンのある程度の部隊を鍛える事に従事する事になる。

だが・・・・・・・・

ライトに片目を潰されたオルガ・ブラギナ中尉は、入院し面会謝絶の状態が続いた。(実際はアダムスカと面会をしていた。)
ラウラはそれ以来責任を感じ、いつのも元気は失ってしまった。

まるで生気を失ったかのように・・・・・
あの勝ち気な性格は一体何処へ行ってしまったのか・・・・
彼女を知る人間が見れば驚くような姿である。

          【西暦2021年 ニューエドワーズ基地】
            キィィィィィィィィィィン

ニューエドワーズ基地で現地部隊との訓練を行っていた。
ラウラは普通に仕事をこなしているがどうも元気がない。
元気がないまま、期間が終わりこのまま月面に帰るか別の勤務地に移る事になる。

月面周辺に別星系での任務の指示があればそのまま出発する。
だがこのまま落ち込んだままではいずれは撃墜される。

相沢美弥「夢華.カゴメ、ラウラを元気つける作戦を実行するわよ。」

劉夢華「勿論です。」

カゴメ「私達にお任せください。」

相沢美弥「指示書は桐原少佐からだけど・・・・・・やるしかないわね。」

美弥らは桐原少佐の指示の元ラウラの元気を取り戻すべく行動を開始する。
無論彼女らがラウラを元気を取り戻すのは命令からではない。
彼女らもラウラの事を心配した上での行動である。

同じ女としての・・・・・・・・

ラウラ「・・・・・」

ラウラは空を見上げている。
あの一件以来ラウラはこのような風に空を見上げるのが日課になっている。
昔はゼントラーディ時代や海兵隊時代の昔話を陽気に話していたが・・・
もう見る影もない。

劉夢華「ラウラ・・・・、元気を出してブラギナ中尉はきっと元気よ。ね.....食堂に行って、何か食べよう。」

カゴメ「女の子なんだしさ一緒に話そうよ。」

そんな元気のないラウラを慰めるべく夢華とカゴメはラウラを食事会に誘おうとする。
食事の好きなラウラならば喰いつくと思っていたが・・・・・

ラウラ「・・・・・私がしっかりしていれば・・・・・・・・・」

                    ぶつぶつ

劉夢華「・・・・・・・・・・」

カゴメ「駄目だこりゃ、美弥になんて言おうかしら?」

ラウラは完全に駄目駄目な感じのままであった。
完全に死んだ魚のような目をしている。
夢華とカゴメは発案者である美弥になんて言えばいいのか迷った。
このままラウラを気落ちしたまま過ごさせるわけにはいかないしどうにかして元気になってもらわねば・・・・・・・
二人は頭を悩ませながら考える。

「ベルタリア准尉!」

ラウラ「私がそうだけど何か?」

すると一人の女性兵士がラウラに近づいた。
自分の名前を呼ばれ何かようかと思った。
何か呼ばれるような事はしていない、なぜ女性兵士が自分の所に来るのだろうか?

ラウラはそう考えていると・・・・・・・・・

「キャピタルシティ中央病院から連絡で、中尉との面会を許可したそうよ。」

ラウラ「え!」

「だ・か・ら中尉が面会許可しました!」

女性兵士は病院からとの面会を許可をしたと伝える。
ラウラはあまりの驚きのあまり声をあげて、女性兵士はもう一度同じ事を言った。
よく見るとその女性兵士はライトを包囲した部隊の服装に似ていた。
彼女は特務機関の者か・・・・・・・・・ラウラはそう思った。

劉夢華「良かったじゃない、勤務終了後、私が車で送りますから面会しに行ってらっしゃい。」

ラウラ「・・・・うん.うん。」

「護衛は私がしますのでご安心を・・・・・・」

ラウラ「任せるわ。」

若干ラウラは笑顔を取り戻した。
一番気にかけていたのはオルガであり、やっと面会が許可された。
それがラウラの元気を阻害していた原因であった。

劉夢華「別にいいよねこれ以上。」

カゴメ「夢華、ちゃんと中央病院まで送り迎えしなさいよ。」

劉夢華「へいへい。」

もう既にラウラを元気にする必要がないと悟った二人は美弥にどう話すかどうかを考えるのをやめる。
ここからはラウラを中央病院まで送って帰りを迎える事を考える事に専念する事を決めた。

           【西暦2021年 キャピタルシティ 中央病院】

ラウラは勤務が終わった後夢華が運転するジープに乗り中央病院に向かった。
護衛には先程の女性兵士も同行していた。
病院はかなり大きい施設であり、優秀な医療施設が備わっていると言う。

劉夢華「じゃあここで待っているから、病室へお見舞いに行ってね。」

ラウラ「分かったわ。」

ラウラは病室へ入る、ラウラはどこの病室か分からなかったため看護婦に聞き案内のもとオルガの病室へ向かった。

ラウラ「病状はどうなんですか?」

「特に問題はありませんわ。凄く元気になっていますわ。」

オルガの病状を看護婦に聞いて元気である事を確認した。
それを聞いたラウラは若干安堵感を感じた。

「ここが彼女の病室です。」

ラウラ「ここが・・・・・・・・・・・」

「では私はこれにて・・・・・・」

看護婦は下がった。
だが様子からして普通の看護婦ではないが今は関係はない。
ラウラはオルガが入院している病室に入る。

「さてと隊長終わりました。」

看護婦はザースロン機関実働部隊マウンテンキャット部隊の隊員であった。
オルガの周辺にいる人間はザースロン機関の人間と交換している。
全てはアダムスカの思い通りである。

アダムスカ「御苦労二人共。」

「隊長、無事に彼女と接触できましたね。」

「これからどのように?」

アダムスカ「さぁな、それはオルガとラウラ・ベルタリアと言うメルトラン次第だろう。」

一応一つの事に段落にケリをつけようとここでラウラとオルガと会わせるアダムスカ。
一つある感情を抱いていた。

アダムスカ「できるならば彼女を我が隊の隊員にしたいのだがな・・・・・・・・」