ライトと激しい戦闘の末、弾がなくなりその隙を突かれ銃を落とし。
拳銃を拾おうとしたところ踏まれ制圧されたラウラ。
己の欲望に走るライトから少しでも廃人になる薬物を投与しようとラウラに注射器の針を近づけさせる。
それを防ごうとラウラは抵抗するがライトを撃退する程体力はなく、注射器を刺される寸前になる。

その時であった。

                       キィー キキキキィーバタ バタ バタ バタ ザッ

ライト「な.なんだ!?」

軍用トラック数台とジープ1台が到着する。
トラックの中からMPと書かれた腕章とベレー帽を被った完全武装の歩兵が降りてきた。
そして周辺には黒い服装をした軍人も展開していた。

「第1分隊右翼!第2分隊は左翼に展開!第3分隊は逃げ口を塞げ!第4分隊前へ!ムーブ」

「ハッ。」

警務隊ではない、ザースロン機関が派遣した実働部隊。
マウンテンキャット部隊である。
オルガの密かな連絡を受けて出動したようであり、すぐさま部隊を包囲する形で展開する。

ライト「警務隊だと?なぜこうも早く部隊を展開できるんだ?それにジャミングで通信妨害したはずだ、手は打ったはずなのに・・・・・馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「各地を包囲せよ!!」

「銃を捨てろ!」

                                                             カチャ

「この場は包囲されている、大人しく降伏しろ!」

                                                             カチャ

工場全体は完全包囲されており、主導権はライトからマウンテンキャット部隊に移る。
ライトの抑える手から逃れるようにラウラはマウンテンキャット部隊の方へこっそり移動する。

ライト「いつの間に、なぜこうも早く警務隊が・・・・・駐車場は・・・・」

                                                          カチャ カチャ カチャ

「ゲームオーバー、俺の勝ちですね。」

一人の黒い軍服を被りベレー帽を被った少し更けているが若い士官が目の前に現れる。
後ろには男女のお付きの士官が横一列に並んでおり、この士官同様にベレー帽を被っている。

ラウラ「なんですか?あなた方?」

「ご苦労様でした、後は我々に任せてください。」

ラウラ「ハッ。しかし、なんでここだと分かったんですか?ジャミングが発生して、通信は不可能なはずなぜ?あなた方は・・・・・・・」

「それは今は言えませんが・・・・・・まぁとにかく任せてくださいよ。」

とラウラからの質問を軽く受け答える。
この時のラウラは何かすごいプレッシャーを感じた。
普通の笑顔のようであるがその裏ではものすごい威圧する何かがあると感じた。
一体何者だろうと・・・・・・・・・・

ライト「貴様ら何をごちゃごちゃと.....」

「......」

カチャ ズドーン カーン

ライト「な・・・・・・・・貴様らは・・・・・・・」

ライトに向けて拳銃を発砲した。
撃ったのは若い士官である。
ライトの手は完全に銃が持てない程手を損傷した。

「こブラギナ中尉の連絡を聞きましたが・・・・その、ブラギナ中尉が負傷したのは、私の失策・・・彼女には申し訳ない事をしました・・最初元反統合同盟の英雄いやGRUの狂犬に敬意を払って対峙したいところですが、そうも言うわけにはいかなくなりましたシュムエル・アスケナーゼ大尉。」

ライト「なぜ俺の本名を知って・・・・」

シュムエル・アスケナーゼとその士官はライトの本名を口にする。
ライトはその士官に対して質問をするが・・・・・

「黙れ!貴様に私に対し質問する権利もない!!私が聞きたいのは貴様の背後にいる人物だ!それを答えろ!。ライト・ケネディ大尉は既に第1次星間大戦で衛星軌道上で戦死した人物の名だ!!!その軍籍をどうやって取得したのか、そしてそれを手助けをしたのは誰か教えろ!」

と質問に答える権利はないと一蹴りし、ライトに向けていろいろと質問をする。
ライトは声の発言でひるんだがすぐににやけて・・・・

ライト「・・・・・くははははははは、貴様は知る前に死ぬ事になるだろう。くだばれ、死ぬのはお前だ!!!」

                                                     スチャ ズダーン

と士官に向けて片手で拳銃を発砲する。
先ほどの発砲で拳銃が使えないと思われたが、ライトは両方の手で物を扱えるため。
もう片方でも銃が使える。

ライトは勝ったと思ったが・・・・・・・・・・

「舐めるな!」

                       スチャ ズダーン

ライトは黒い制帽を被った士官に向けて銃を発砲し、その士官は膝から拳銃を取り出しライトの手に向けて発砲する。
ライトの銃弾は士官の顔をギリギリかすって、壁に銃弾が当たり士官の銃弾はライトの拳銃を弾き飛ばした。

ライト「ぐっぐそ。」

ライトは完全に両手が使えなくなり完全に戦闘能力がなくなった。
必死に苦しんでいるが、もはやもう死にたいである。
後ろの士官には被害はない。
ライトの銃弾は完全に外れた事が分かった。

「少佐、ご無事ですか?」

「大丈夫だ。」

「貴様これだけの人数で勝てるとでも思っているのか?少佐発砲の許可を・・・・」

                                                           ジャキ

「撃つな・・・・・まだ奴には聞く事はある。」

「しかし......」

「命令だ!」

「少尉、命令だ撃つな。」

「隊長・・・・了解しました。」

背後にいたマウンテンキャット部隊の女隊員は銃を取り出しているが、士官がライトを射殺しないように指示をする。
それを聞くと銃をしまった。

                                                           チャキ

「さぁ応えろ貴様の背後にいる奴を答えろ!」

士官はライトに対し背後にいる人物を言うように言った。
聞き出せば反統合系ゲリラ組織の一つを潰す事ができる。
ライトは笑って・・・・・・・・

ライト「言わん、統合政府の飼い犬如きに喋らん。」

「だったら貴様を引きずり降ろして細切れにしてでも吐かせてやりましょうか!!」

ライトは拒否する。
それを聞いた士官は冷静さを保ちつつ声を荒げてライトを威圧する。
拳銃の銃口をライトの口に入れながら。

「少佐落ち着いてください、少佐!」

「ハッ!!私とした事が、冷静さを無くすとは・・・。」

士官は冷静さを欠けてしまった事を後悔した。
しかし・・・・・・・

ミリア「あの士官は.......(一体何者なの?あの人物。)」

ミリアは士官をずっと凝視し続けている。
この士官が何者なのか・・・・・ミリアはそれを確認しようとするが・・・・・・

オルガ「・・・・・・」

ミリア「ブラギナ中尉・・・・・」

オルガが銃を向けている。
つまりこれ以上情報を聞くなと言う合図である。
ミリアはもう手だし無用と判断しこの士官が何者何かしる事を諦めた。