ズドドドドドーン ズドドドドドーン ウギャー ズドーン

ライトの司令官暗殺未遂以降、キャピタル陸軍基地内部では銃撃戦を繰り広げていた。
廊下には無数の男女の死体が転がっていた。
これはすべてライトに殺された人たちである。
突然殺されて目を開いたまま死んでいる兵士や恐怖に怯えながら死んでいる兵士もいる。

オルガ「チョルート、ライトめ・・・・どんどん駐車場へ近づいているな。私も先回りしなければ、ジーナス中尉とベルタリア准尉は無事かしら?・・・・・!?」

オルガもラウラとミリアと合流すべく行動をしていた。
流石に置いて行ったのは流石に不味かったと後悔している。
その理由は奴はとてつもない狂人であり、エースであるラウラとミリアに対処できない可能性があったためだ。
なんとしても合流しライトに対処しないといけないのである。
そして本部が送ったマウンテンキャット部隊の応援を待ってライトを制圧する手はずである。

オルガ「このままではいけないわね、銀河に混乱が訪れてしまうわ。」

                ドタン

オルガ「きゃあ..........」

オルガは何かにぶつかる。
いやぶつかると言えば人以外にありえない。
その直前、オルガに対し女の声らしき罵声が聞こえる。

「あんた、ちゃんと周りを見ろ!このボケナス!!」

オルガ「なんですって!?こんな時に・・・・・うん!?」

ラウラ「なんだこいつ・・・・・・・うん!?あっ・・・・・・・・・・・」

オルガにぶつかったのは・・・・・・・・ラウラであった。
ラウラの姿を見てミリアと一緒にいないようである。
もしかしてミリアはライトに射殺されてしまったのか・・・・・オルガはそう思った・・・・・・

ラウラ「少尉殿・・・・・・無事だったんですか」

オルガ「えぇなんとかねぇ.....................そんなのはどうでもいいわ、ジーナス中尉は・・・・・・?」

ラウラ「ミリアなら、近くにいた女性兵が肩を撃たれたので医務室まで運んでいました。」

ラウラはミリアが共に一緒に活動していた名も無き女性兵士がライトの銃弾で負傷したため医務室まで運んで行ったという。
そのためラウラが単独でライトの追跡をしていたと言うのだ。
そこでラウラとオルガが偶然ぶつかったと言うわけである。

オルガ「そうなの・・・・・・・それより、・・・・・・て運んでいきましたが正しい語よ。それより、ベルタリア准尉ついて来て!」

ラウラ「は.はい!」

だがそんな事情は正直どうでもいい事である。
ライトを一刻も早く捕まえるか射殺とかしないといけない。
そうでもしなければ災いの種は今後も世の中に降り注ぐ事になるのである。

                    【地下駐車場】
       ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

「うばはぁ。」

              バタン

ライトは地下駐車場に辿り着いた。
ここだけ電源が生きていた。
既に警備兵が地下駐車場の存在に気がづき急行したが、同時期に到着したライトに攻撃されかけつけた警備兵達は地下駐車場警備兵と共に全員戦死した。

ライト「ここでは連絡するのは無理そうだな、基地の外から出るぞ。ジャミングチャフグレネード投下!」

              ポイッ カーン

ジャミングチャフグレレネードを投げ込み、予備電源に小型爆弾を仕掛けこむ。
これから追撃してくるであろう車両を潰すためだ。
車の燃料を抜くことも可能だが、車の両が多いので地下駐車場のゲート隔壁を封鎖する事に決めた。

                スチャ

ライト「せいぜいここで遊んでいるといいな、ふふふふ。」

     カチ ブルルル ブロォォォォォォォォォォォォォォ

ジープがライトによって奪われて基地から出て行ってしまう。
そのままジープはキャピタル陸軍基地から出て行き何処かへ行ってしまう。

オルガ「くそ遅かったか...............」

ラウラ達も地下駐車場に辿り着いたが既にライトはジープで出て行った跡であった。
その場にあったのは警備兵達の無残な遺体と銃弾の残る壁乗り手のいない車両だけであった。

ミリア「ラウラ! ブラギナ中尉!」

オルガ「ジーナス中尉。」

負傷した女性兵士を医務室まで運んで行ったミリアが地下駐車場に辿り着いた。
服は負傷した女性兵士から流れて来た血を浴びて真っ赤である。
服だけではなく顔にまで血がついていた。

ラウラ「ブラギナ中尉?」

ラウラはミリアがオルガの偽名ではなく本名のブラギナ中尉と言うのを聞いてくっと疑問に思う。
だがそんな場合じゃないのでスルーした。

ミリア「ライトは?」

オルガ「逃げられたわ。」

ミリア「くそっ・・・・・・このままでは逃げられてしまうわね。」

ミリアはパンと左手に向けて右拳をぶつける。
このままでは完全にライトに逃げられてしまう。
そうとなればライトの手によって多くの人命が奪われるどころか反政府軍の攻勢が強まってしまい銀河が不安定な事になってしまう。
3人はその危機感を覚えてしまう。

そんな中一人、行動を起こした人がいた。
それはKGBの娘であるオルガである。
ゆっくり装甲車に近づきラウラとミリアに言う。

オルガ「今すぐ追うわよ。小型装甲車は私が運転するから今すぐ装甲車に乗ってちゃんとシートベルトして頂戴!.....」

ラウラ「はい。」

ミリア「追いつけるの?」

オルガ「私はA級ドライバーの資格を持っています任せてください。」

オルガはラウラとミリアに装甲車に乗るように指示をする。
それにA級ドライバーの資格があると言った・・・・・・・・・・・何か嫌な予感がする。
だがそれはこの後実現する事になるが・・・・もっとも被害を受けた人がいる。

それは・・・・・・・・・・・

オルガ「ベルタリア准尉、こんなウィッグは外しなさい。代わりにこれを被りなさい。」

               ガシッ ガポッ

ラウラ「うっ・・・・・・・・これってヘルメットじゃないですか?中尉?」

オルガ「そこの銃座でライトのジープを確認して頂戴。」

ラウラ「うへっ!?」

突然言われたのは銃座の椅子に座ってライトのジープを確認し監視する事である。
更に嫌な事なのが・・・・・・・

ラウラ「シートベルトがない!?」

銃座にシートベルトがないのである。
その姿を見たラウラは顔面蒼白するが、ミリアに抱き込まれ無理やり銃座に座らせる。
運転席に座ったオルガはキーを回し起動させる。
これからラウラが人生で一番ひどい目に遭う時間の幕開けが装甲車の起動音から始まるのである。